EclipseでScala始めました。

By | 2018年4月22日 , Last update: 2019年4月14日

はじめに

ここ15年くらいの間、主にJavaでプログラムを書く仕事をしてます。その前はSmalltalkを少し使っていました。10年前に転職してからは、周りがCとかC++を主に使って開発をしている中でJavaを使ってソフトウェアを開発していたわけです。

その一方で、ここのところの第$n$次の機械学習&AIブームで、Javaで開発したソフトウェア資産をうまく利用することを考えねばならなくなりそうなので、Javaをもとにしたプログラミング言語で陸続きというか地続き的なものということで、Scalaを始めてみることにしました。

なお、Scala関連の書籍については、こちらをご参照いただけると幸いです。

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開発環境の整備

開発環境はEclipseにScalaの開発用のプラグインを追加することにより整備します。

Eclipseの最新版のインストール

Scalaを使った開発のための統合開発環境(IDE)はIntelliJ IDEAを使うことが多いと思いますが、この記事ではEclipseを使うことにします。

Eclipseは以下の方法のうちのいずれかでインストールすることができます。

  1. http://www.eclipse.org/から最新版(2018年4月時点の最新バージョンは4.7.3)をダウンロードし、インストールします。この方法ですと、インストールの方法が頻繁に変更されることがありますので、インストールの具体的な方法については上記URLに記述されている方法にしたがってインストール
    すると良いと思います。
  2. (Linux限定の方法ですが、)dnfコマンド等を使ってインストールします。例えば、Fedoraの場合であれば、root権限で以下のコマンドを実行するとインストールできます。
    # dnf install eclipse

     

Scala IDE for Eclipse

次に、以下の手順でScala IDE for Eclipseを追加します。

  1. 以下のアイコンをダブルクリックし、Eclipseを起動します。
  2. Scala IDE for Eclipse」のページにアクセスし、”update sites”のリンク(下図の赤枠、画面は2018年4月現在。)をクリックします。
  3. 手順2のリンク先のページを開くと、アップデート用のURLが以下のように記載されている(下図の(a))ので、これをコピーします。なお、プラグインの追加先のEclipseに対応したバージョンを必ず使用します。
  4. Eclipseのワークベンチのメニューバーから「Help」→「Install New Software」を選択します。
  5. Installウィザードが表示されますので、「Work with:」の入力フィールド(下図の(a))に手順3でコピーしたURLをペーストし、「Add」ボタン(下図の(b))をクリックします。
  6. 下図のような「Add Repository」ポップアップが表示されますので、Nameフィールドに適当な名前を入力し、「OK」ボタンを押します。
  7. ソフトウェアのダウンロードが開始されます。ダウンロードが終了すると、インストール可能なソフトウェアの一覧がInstallウィザード上に表示されますので、「Select All」ボタンを押してすべてのソフトウェアを選択後、「Next」ボタンを押します。
  8. 「Install Detail」ページが表示されますので、「Next」ボタンを押します。
  9. 「Review Licences」ページが表示されますので、「I accept the terms of the license agreements」のラジオボタンをチェックして、「Next」ボタンを押します。すると、Installウィザードが消えて、インストールが開始されます。

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  11. インストールが完了すると、Eclipseの再起動を促すポップアップが表示されますので、「Restart Now」ボタンを押します。Eclipseの再起動後、Eclipseのワークベンチのメニューバーから「File」→「New」→「Project」を選択します。すると、「New Project」ウィザードの「Select a wizard」ページが表示されますので、「Scala Wizards」が追加されていれば、インストールは成功です。

Scalaのプロジェクトを作ってみる。

Scala IDE for Eclipseがインストールできたら、以下の手順でScalaのプロジェクトを作ることができます。

  1. Eclipseを起動します。
  2. ワークベンチのpackage explorerにマウスのポインタを移動して右クリックすると、ポップアップメニューが表示されますので、「File」→「New」→「Project」を選択します(下図)。
  3. 「New Project」ウィザードの「Select a wizard」ページが表示されますので、「Scala Wizards」→「Scala Project」(下図の(a))を左クリックで選択し、「Next」ボタンを押します。
  4. プロジェクト名の表示が「New Scala Project」ウィザードに切り替わり、ページの表示が「Create a Scala project」ページに切り替わりますので、「Project name:」フィールド(下図の(a))にプロジェクト名を入力します。このプロジェクト名は開発中はずっと使用しますので、慎重に考えてから入力します。入力後、「Next」ボタンまたは「Finish」ボタンを押します(「Finish」ボタンを押しますとデフォルトの設定でScalaプロジェクトが作成されます)。
  5. 手順4で「Next」ボタンを押しますと、「New Scala Project」ウィザードのページの表示が「Create a Scala Settings」ページ(下図)に切り替わりますので、お好みで設定を行います。

    例えば、source folderを”src”ではなく、”src/main/scala”に変更したい場合には、以下の手順で変更できます。

    1. “Create new source folder”をクリックすると「New Source Folder」ウィザードが表示されますので、「Folder name:」フィールドに”src/main/scala”と入力します(下図)。入力後「Finish」ボタンを押します。

      なお、”src/main/scala”はもともとsource folderとして設定されている”src”の直下の階層のフォルダーとなりますので、”src”の範囲からは除外される旨のメッセージが表示されます。
    2. 「New Scala Project」ウィザードのページの表示が「Create a Scala Settings」ページが再度表示されますので、”src”を右クリックして、”Remove from build path”を選択します(下図)。
    3. “src”がsource pathより削除され、下図のような表示になります。
  6. 「Create a Scala Settings」ページの「Finish」ボタンを押すとPerspectiveを切り替えるかどうか尋ねられますので、「Open Perspective」ボタンを押します。
  7. ワークベンチの表示がScala perspectiveに切り替わり、生成されたプロジェクトが表示されます(下図)。
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まとめ

ここまでの手順で、Eclipse上でScalaを使って開発するための環境整備の手順について書きました。

引き続き、何か動くコードを書いていきたいところですが、例によってこの記事も長くなってきましたので、コード例については別の記事で書きます。

この記事は以上です。