金沢文庫で「金沢文庫本 流離う本の物語」展を観覧してきました
『河内本源氏物語』の実物を見にいきました。展示箇所が越後守実時の奥書だったのは、そこかあ…まあ展覧会の趣旨的にたしかに……となった。イメージより大判の本でした
『たまきはる』もそうですが、典籍の蒐集に熱心だった有力者は写本を作らせたんですね。自筆箇所は奥書。
鎌倉幕府の滅亡後、文庫の典籍は散逸しつつも称名寺で保管されました。徳川家が収蔵したものが駿河御譲本として現・蓬左文庫に収められているそうです。主要な金沢文庫本が里帰りしており、750周年記念にふさわしいのでしょう。時間軸が長い……!!