はじめに
運用中のサーバをFedora24から25にアップグレードすることにしたのですが、その前に問題が起きないかどうかの確認がしたかったので、自宅用のサーバでFedora24から25へのアップグレードをしてみることにしました。
自宅用のサーバにはMediaWikiが入っているので、なんか問題が起きた場合にはそちらについても書いていきます。
アップグレードの手順
まずは、dnfを使ってアップグレード用のコマンドをroot権限で実行していきます。
# dnf install dnf-plugin-system-upgrade
# dnf system-upgrade download --releasever=25
ここでエラーが出て処理が止まってしまったので、以下を実行します。
GPG鍵を取得するところでインストールするかどうかの確認のところで放置してしまったせいかどうかは正確にはわかりませんが、タイムアウトが発生してしまったためにGPG鍵がインストールされなかったようなので、以下を実行します。
成功したので、以下のコマンドを実行します。
再起動後にupdate作業が行われます。update作業が終了するとシステムが再起動し、
Fedora 25にアップグレードされます。
今回アップグレードしたサーバにはディスプレイを接続していないので、Windows 10のリモートデスクトップ経由での接続になりますが、ログインしてみると以下のように表示されます。
なお、Blenderのバージョンは2.78cでした。
後始末
MediaWiki用WPtouch skinの更新
アップグレード自体は正常に終了したものの、MediaWikiへのアクセスがスマホから
出来なくなってしまった(Exception encountered, of type “Error”と表示される。)ので、WPtouch skinの1.27対応のものをダウンロードし、このページの指示に従い、ダウンロード、展開(/usr/share/mediawiki/skinsへの展開)及び設定を行います。
また、スマホでアクセスしたときにページの左上に表示されていたロゴアイコンが表示されなくなってしまったので、ロゴアイコンに使用している画像をMediaWikiに”WPtouch-logo-icon.png”という名前でアップロードすると、以下のようにアイコンを再度表示させることができます。
まとめ
この記事ではFedora24から25へのアップグレードの方法について書きました。MediaWiki回りはバージョンが変わるとAPIが変わってしまい、それまで動いていたextensionが動かなくなることがあるので、OSのアップグレードを行った際には必ず確認が必要ですね。
この記事は以上です。