Acer E3-112-F14C/SのHDDをSSDに換装してみたところ、OSの起動と終了がとりあえず速くなった件(1/2: ドライブのコピーまで)。

By | 2018年2月18日 , Last update: 2021年2月11日

はじめに

3年半くらい前(2014年)に秋葉原のソフマップでAcer E3-112-F14C/S(こいつです↓)

を35,000円くらいで購入して以来、現在までずっと使っています。

基本的には自宅で使用することが前提のPCで、Microsoft Officeがもし必要になるようだったら嫁様のPCを頼るとか、重い処理が必要なら自宅サーバとして使用している別のデスクトップPC(これも小型ですが…)に任せるなど、購入の時点ではかなり割り切った使い方をするつもりで購入し、実際にそういう感じで運用していました。

しかし、時代が流れ、AviUtlを使って動画の編集をするようになってからは、このPCも非力さが目立つようになってきたことと、ディスク容量も以下のようにかなり逼迫してくるようになりました。

そこで、

「ドライブをSSDに換装すれば、OSの起動と終了が速くなるだけでなく、動画の編集時の巨大なサイズの読み書きも速くなるんじゃね?」

という淡い期待の下、SSDのドライブへと交換することにしました。

この記事ではその顛末について書きます。

なお、Acer E3-112-F14C/Sは分解するとメーカーの保証は無効となりますので、実際に作業を行う際にはこの点について確認をいただいた上で作業を始めていただければと思います。

※ (2018/05/05追記) EaseUS Todo Backup Freeへのリンクを追加しました。

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ドライブコピー前の事前準備をやります。

SSDとコピー用のケーブルをポチります。

Acer E3-112-F14C/Sに内蔵のHDDは320GBなので、ドライブの記憶容量でこれを上回るSSDということになると、480GBから512GBクラスのSSDを用意することになります。ドライブの残り記憶容量を考えると記憶容量の小さいSSDにするという選択肢はありませんでした。

また、PCを分解する前に内蔵HDDの中身をまるごとSSDにコピーせねばならないので、そのための変換用のケーブルも必要です。

というわけで、どちらもポチりましたよと。😎


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ここのところ平日に作業する時間が取れないので、土曜の午前着で発注です。

左がSATA-USB3.0の変換ケーブル(サンワサプライUSB-CVIDE3)で右がSSD(Transcend TS480GSSD220S)です。

変換ケーブルは今回のドライブ換装のためのデータコピーのためだけに購入したものなので、むき出しでSSDを接続します。

データコピー用のソフトのインストール

次に、データコピー用のソフトをインストールします。

データコピー用のソフトはドライブ換装界隈では大人気の「EaseUS Todo Backup Free 10.6」をインストールして使用します。インストール作業の途中でHome版へのアップグレードを勧めてきますが、そいつらはスルーしてFree版をインストールします。インストールが完了するとデスクトップに以下のアイコンが表示されます。


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SSDと変換ケーブルを接続。

ここで、PCをいったんシャットダウンし、ポチったSSDと変換ケーブルを接続して、変換ケーブルのスイッチ(下の写真の(a)の部分)をONにしてから、再度PCの電源をONにします。

SSDをフォーマット。

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PCの電源を入れたら、SSDをフォーマットします。Windows 10だと、スタートボタンを右クリックすると表示されるポップアップメニューから「ディスクの管理」を選択するとフォーマットすることができます。

実は最初にこれをやっておらず、「変換ケーブルの問題か?」と思い、この作業だけUSB2.0のポートに接続して行ったのはここだけの話という方向でお願いいたします。(´・ω・`)

いよいよドライブのコピーです。

事前準備が終わったところで、いよいよドライブのコピーです。以下の手順で行います。

なお、ユーザインターフェース(特にレイアウト)はバージョンによってかなり相違があるようですので、ボタンなどの配置については適当に読み替えて操作していきます。

  1. デスクトップにある「EaseUS Todo Backup Free 10.6」のアイコンをダブルクリックすると、以下のウィンドウが表示されます。
    このウィンドウの右上の方にある「クローン」をクリックします。
  2. 「ディスクパーティションクローン」の画面(以下の画面です。)が表示されますので、「ハードディスク0」の左側のチェックボックス(赤矢印)にチェックを入れ、画面下部の「次へ」をクリックします。
  3. コピー先のドライブを選択するための画面に表示が切り替わります(以下のような画面の表示になります。)ので、「ハードディスク1」の左側のチェックボックス(赤矢印)にチェックを入れます。また、画面左下の「バックアップオプション」をクリックし、表示されるポップアップにあるチェックボックスのうち、「SSDに最適化」のチェックボックスにチェックを入れます。
  4. ここでコピーを開始すると、コピー元のパーティションの情報もそのままコピーされますが、コピー先のディスクの容量の方が大きい場合には、ディスクの一部が未使用のまま残ってしまいます。そこで、その部分も使い切るべく、コピー先のディスクのためのパーティションの情報を設定します。まず、コピー先のドライブを選択するための画面(以下の画面です。)で、コピー先のディスクの表示の右端にある「編集」のリンク(以下の画面の赤枠の部分です。)をクリックします。
  5. すると、ディスクのパーティションの編集用の画面が表示されます(以下の画面になります。)ので、変更したいパーティション(以下の画面の(a)の部分など)をマウスの左クリックでクリック後、パーティションの区切り部(以下の画面の(b)の部分など)を移動させます。なお、パーディションのスペースに余裕がある場合には、以下の画面の(a)の部分自体を移動させることもできるようです。ディスクの使用可能な領域をすべて使い切るように設定すると、以下の画面のような表示になりますので、画面右下の「実行」をクリックします。
  6. 以下の画面に切り替わって、コピーが開始されます。

ただいまコピー中です…🕖

オリンピックのアイスホッケーの試合でも見ながらのんびり待ちます。

コピー中の経過表示

コピー中にPCを操作すると、不測の事態が発生する可能性があるので、コピー終了までの状況は画面を別のスマホで撮影した画像でお送りいたします。

残り時間の表示はあまりあてにはなりませんでした。

コピーが完了しました。ドライブを約200GB使用した状態のものをUSB3.0経由でコピーしたところ、2時間30分かかりました。

ここまでのまとめ

ここまでの作業で、ドライブをコピーすることができました。

しかし、動作確認はPC本体に実際に付け替えてみないとわかりません。

SSDに換装したことでPCのパフォーマンスが上がるものと信じて本体を分解していきますが、この記事自体が長くなってきたので、ディスクの交換作業は別記事で書いていきたいと思います。

この記事は以上です。