「サフィール踊り子」を乗り倒して来た日。

By | 2025年3月9日

はじめに

2025年のJR他各社のダイヤ改正(3月15日)まで1週間を切りました。

さて、現在の職場の試用期間も無事(?)終了したものの、仕事の方は大変な盛り上がりを見せております。

そこで、何かよい気分転換の方法はないかと考えてみることにしました。

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これまでのあらすじ

2025年3月のダイヤ改正をもって定期営業運転を終了する予定のE217系についてはこれまでにそれなりに乗ったり撮ったりしておいたので、このタイミングで無理に追いかける必要はないと判断しました。

この際なので、写真フォルダの中からこれまでに撮ったE217系の写真と動画を取り出して整理しておきました。そのうち謎動画が公開されるかもしれません。

また、ダイヤ改正の日からグリーン車としての運用が始まる中央快速線・青梅線のグリーン車は先日無料で乗ったことは既報の通りですが、次回はダイヤ改正後に課金して(またはJREポイントを投入して)乗車すると心に決めているので、こちらも対象外となりました。

さらに、新年会のついでに企画していて諸事情により流れてしまった「特急『鎌倉』に横浜→鎌倉だけ課金して乗車する企画」も鎌倉に行ってからの計画が立たなかったので見送りとなってしまいました。

そして、「昨年はE655系『和』で河津桜を観に行ったので、今年はE657系で梅を観に行くべきなんじゃね?」と考えて提案した偕楽園も、あえなく嫁様に却下されました。

こういう時は「困った時の『サフィール踊り子』頼み!!」ということで、「サフィール踊り子」に乗って横浜から伊豆急下田まで行って帰ってくる旨を嫁様に提案したところ、無事ディールに達しました。

さっそく予約

「サフィール踊り子」に乗るところまでが決まったところで、さっそく「えきねっと」で予約を試みます。

…といっても、予約を試みたタイミングが乗車日の2日前。

しかも、乗車日は土曜日。

片道だけでも「サフィール踊り子」に乗車できれば上出来だろう、と思っていたのですが…


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わずかですが空席がありました!!

「えきねっと」の予約操作をしているうちに「サフィール踊り子5号」のプレミアムグリーン席が満席になってしまうという悲劇を乗り越え、

「サフィール踊り子5号」の(普通の)グリーン席の並びの2席
「サフィール踊り子4号」のプレミアムグリーン席の並びの2席

を確保できました!!🎉

なお、グリーン個室は「えきねっと」では予約できず、「みどりの窓口」での予約が必要になるため、今回は予約及び乗車を断念しました。

また、河津桜まつり開始の日(2025年2月1日)という絶妙のタイミングで伊豆急が(グリーン個室料金を除く)特急料金をおとな200円、こども100円値上げしていたことを知ったのは、「えきねっと」での予約を完了した後のことでした[1]。


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後の祭りですね。

サフィール踊り子5号

予約完了から2日後。

乗車当日がやってきました。

少し早めに横浜駅に向かいます。

昼食を調達

「サフィール踊り子5号」は今回の乗車時点(2025年3月8日、以下時刻については同様です。)のダイヤによると横浜駅を12:58に発車するので、横浜駅から乗車して昼を列車内で食べるには少々微妙な時間です。

少々微妙な時間ではありますが、「サフィール踊り子5号」に乗車直後に食事をすることに決めた上で、横浜駅に到着後ただちに髙島屋の菊乃井で高台寺弁当を購入です。

乗車前の休憩

乗車前にNEWoManのスタバで休憩の予定でしたが、ほぼ満席でした。


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そこで、コーヒーゼリーがおいしそうだった「ERIC ROSE」で休憩です。

アールグレイの紅茶も注文するという謎な組み合わせですが、しっかり水分補給をしておきます。

乗車

乗車当日は目的地の下田でも雪予報が一時的出されるくらいの寒さでした。そこで、発車10分前くらいまでは改札内の地下通路で寒さをしのぎ、その後に東海道線の下りホームに移動です。

行きは普通のグリーン車(5号車)です。

階段に近い位置が乗車口になっていて助かりました。

チラ見えしているのは紀ノ国屋謹製の保冷バッグです。

そんなものがなぜ必要なのかは追って明らかになりますので、最後まで本記事をご確認いただければと思います。

5号車は定員が14名と「サフィール踊り子」で運用されている普通のグリーン車の中では最も少なく、車両単位で比較した場合には個室グリーン車である2,3号車(4名個室及び6名個室各2室で定員20名)よりも定員が少ないので、個室グリーン車が予約できなかったときのセカンドチョイスとしておすすめです。

そんなことを考えているうちに、新宿から湘南新宿ラインのルートを通ってやってきた「サフィール踊り子5号」がゆっくりとしたスピードで横浜駅の6番線に入線してきました。

そそくさと乗り込みます。

横浜からは5号車も満席になったようです。

横浜駅を発車したところで、事前の手筈通り、乗車前に用意しておいた高台寺弁当を食べ始めます。

グリーン車のテーブルにもフィットする大きさです。

風景にもマッチし、インスタ映えすること間違いなしのフォルムです。

蓋をあけて、食べ始めます。

高台寺弁当を食べている間に大船駅を通過してしまい、鎌倉車両センターの前を通りかかりました。

E235系1000番台と横浜線用のE233系6000番台とE259系が居並ぶ中でE217系が1本だけ休憩していましたが、食事終了直前だったために撮影はできませんでした。

残念。

横浜駅を出てからの50分ほどの通過運転の後、熱海駅に到着です。

JR東海の313系がお出迎えです。

嫁様がブランケットを借りてます。

熱海駅で乗客にかなりの入れ替わりがありました。

熱海駅で新幹線からサフィール踊り子に乗り換えて伊東線や伊豆急行線内の行き先を目指す人も一定数いるようです。

伊東線に入ると単線区間になるためか、運転停車の回数が増えます。

伊東駅では9分停車です。

9分あればお弁当が買えますね…、と言いたいところですが、「サフィール踊り子5号」はお昼時とは言い難い時間の発着となるので、列車の外には出にくいところです。

伊東駅からは伊豆急行線に入ります。

停車駅ごとに最寄りの観光及び宿泊施設案内が放送されます。

サンハトヤホテルチャレンジです。

雨が降ってきました。

伊豆高原駅と河津駅でほとんどのお客さんが降りてしまいました。

伊豆高原では、この記事を最初に書いた時点(2025年3月)現在四国で運行中の「ロイヤルエクスプレス」から外された車両が留置されていました。

伊豆高原を発車したところで、お手洗いに行くことにします。

5号車のお手洗いはスペースが広いタイプのものです。

操作ボタン群は特注品と既製品のコンビネーションですね。

今年(2025年)は河津の河津桜は列車から視認することにします。

2025年の河津桜の開花は2024年と比べても遅かったようで、例年は2月いっぱいの開催の「河津桜まつり」も3月9日まで延長されたようです。

河津駅を発車すると次の停車駅は終点の伊豆急下田です。

過去3回の「サフィール踊り子」の乗車ではいずれも終点まで乗っていないので、初めて見る「終点」の表示です。

下田で東急の株主優待割引を利用する

伊豆急下田駅の改札を出ます。

乗車券だけでなく特急券も回収されます。

帰りの「サフィール踊り子4号」の発車まで改札口を出た時点で60分ほどあったので、駅近くの「下田とうきゅう」に向かいます。

冷たい雨が降っていて、寒いです。

伊豆急行線の沿線には下田の他に川奈と伊豆高原に東急ストアがあり、東急の株主優待割引が利用できます。

東急ストアなので、他の東急ストアとそう大して変わらない品揃えなのだろうと予想して行ったところ…

予想以上にお土産ものが多く販売されていました。

しかも、お土産物に対しても株主優待が利用できそうです。

そこで、金目鯛の干物と煮付けと静岡県産のうなぎを買って、持参していた紀ノ国屋の保冷バッグにドライアイスとともに詰め込みました。

下田とうきゅうを出た後は、駅のすぐ脇の「下田時計台 フロント」でおみやげを追加で購入です。

サフィール踊り子4号

「サフィール踊り子4号」の発車時刻の20分前になったので、駅の構内に入ります。

「サフィール踊り子4号」に乗る前に伊豆急下田駅の構内で駅弁(金目鯛押寿司)が販売されているのを見かけたのですが…

売り切れでした。

さらに、別のお店で同様のものを作ってくれる旨掲示がされていたので、どのくらい時間がかかるのか訊いてみたところ…

「15分くらいかかります。」

とのことで、注文を断念しました。

伊豆急下田駅はみんな大好き列車別改札です。

発車の10分くらい前に「サフィール踊り子4号」の改札が始まります。

改札口で待ち構えている中の人に乗車券と特急券・グリーン券を提示して改札内に入ります。

改札を入ったところで…

すかさず撮り鉄です。

JR線内の駅では撮影が難しい側面のロゴも撮影しておきます。

「サフィール踊り子4号」は1号車(プレミアムグリーン車)に乗車します。

座席は2列ですが、1人ごとに区切られていて、隣の席との間もスペースがとられています。

どちらかというとグループ向けというよりはお一人様向けです。

また、座席の周りに荷物を置くための棚はありません。

前の席の下に荷物を入れる穴が設けられていますが、背もたれを傾けてしまうとここに足が入ってしまうので、荷物棚としての機能性はよくありません。

隣の席との間にスペースがあるからそこに置いてくれということなのでしょうかね。

入口脇にスーツケースの棚はありますが、そこに荷物を置いている人はいませんでした。

スーツケースの棚はは半分にして、かわりに近鉄「ひのとり」の80000系に設置されているようなロッカーがあってもよいのではないかと思いました。

また、普通のグリーン車にはあったブランケットがプレミアムグリーン車にはないのに気づいた嫁様が、アテンダントの許可を得て5号車から持ってきていました。

「サフィール踊り子4号」は伊豆急下田駅を定刻通りに発車しました。

プレミアムグリーン車の照明は全体としては暗めで、各席ごとにスポットライトが当たるようになるため、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

帰りも河津桜を車内から視認します。

満開のように見えましたが、場所によっては散り始めていたようです。

雨の降りが強かったため、伊豆諸島の島々が見えるスポットでは島々を観ることはできませんでした。

残念。

「サフィール踊り子4号」は雨が降っている中を横浜駅に向かって走ります。運転停車も多くなく、各駅の停車時間も5号ほどは長くありません。

車内販売で「富士山パン」と「サフィール踊り子」専用の紙コップに入ったブレンドコーヒーを購入です。

テーブルには飲み物を置くためのくぼみがないため、シートのアームレストの外側にある深めの穴にコーヒーが入った紙コップを入れます。

下り坂で少し急なブレーキをかけたときにテーブルにおいたスマホが前に飛び、前の席の下に荷物を入れる穴に入ってしまったことがあるので、テーブルの上のものには細心の注意が必要です。

伊東駅では上野東京ライン経由の宇都宮行を見かけました。

伊東駅から宇都宮駅までは231.0kmで、上記の普通列車の所要時間は4時間10分とのことです。

グリーン車に乗っていてもお尻が痛くなってくる距離と所要時間ですね。

「サフィール踊り子」は上り及び下りともに横浜-熱海間が無停車です。

上り列車で熱海駅を発車すると旅行の終わりが見えてくるので、少し寂しい気分にはなりますね。

横浜には定刻通り18時56分に到着しました。

横浜駅ではぼたん雪が降っていました。

まとめ

今回の記事は「サフィール踊り子」×「菊乃井」×「東急の株主優待」という欲張り三点セットでお送りいたしました。

「サフィール踊り子」への乗車はこれが4回目になりますが、RS2編成ばかりに当たっていて、RS1編成には乗っていないよな… と思っていたのですが、

実は「スペーシアX」のコックピットスイートに乗った次の日にRS1編成に乗車していました。

…となると、今後の課題は伊豆急下田駅で駅弁を買うことと、黒船電車に乗ることですかね。

今後のお楽しみでございます。

この記事は以上です。

References / 参考文献

  1. https://www.jreast.co.jp/press/2024/tokyo/20241030_to01.pdf