ハイグレード車両E655系「和(なごみ)」で河津の河津桜を観に行った話(ゆき)。

By | 2024年2月19日 , Last update: 2024年2月25日

はじめに

ハイグレード車両であるE655系に乗って河津桜を観に行けるツアーが開催されるとの情報をキャッチしました。

「そういえばE655系を見たことさえないな。」と思ったので、ツアーに申し込んでE655系に乗ってみることにしました。

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説明しよう

そもそも、「ハイグレード車両であるE655系」というものがいったい何者であるかがわかりずらいと思うので、雑に説明します。

E655系はいわゆる「お召列車」や「御乗用列車」に使用することを主な目的に特別車両1両を含め6両編成1本が2006年に製造されました。

特別車両1両を外して団体向け臨時列車として使用されることがあります(むしろこの記事を最初に書いた時点(2024年2月)ではこちらの用途で利用されることがほとんどです。)が、通常の営業列車に使用されたことは過去にありません。

団体向け臨時列車として運用される際には「和(なごみ)」という愛称で運用されています。

そこで、E655系が使用される列車に乗車をするためにはJR東日本びゅうツーリズム&セールスやクラブツーリズム等の旅行会社が主催するツアーに申し込むことになります。

今回のツアー

概要

今回申し込んだのはそんなツアーのうち、JR東日本びゅうツーリズム&セールス(以下、単に「びゅう」と書きます。)が主催するツアーです。

品川駅と河津駅の間を途中運転停車以外の停車はせずに1往復する行程で、河津では約4時間半の自由時間が設定されていて、主に河津川沿いに植えられている河津桜を観ることになります。

申し込み

以前から登録しているびゅうのメールマガジンにこのツアーの案内が来たのが50日ほど前で、かつインターコンチネンタル横浜Pier8に宿泊する5日前のことでした。

E655系にそれなりの時間にわたり乗車できるツアーにしてはまずまずのお値段(30000円/1名様)ということもあり、即申し込みました。

申し込みの際にVIPシート(E655系は特別車両とは別に「VIPシート」と「VIP室」があります。)が存在することに気づいていなかったのは痛恨のミスでした。

次回以降の課題です。

催行の決定とご案内


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申込みが完了すると、申込み完了のお知らせがメールで送られています。

さらに、ツアーの催行が決定すると催行のお知らせがメールで送られてきます。

申込み完了のお知らせメールだったか画面だったかに、催行の決定が旅行の10日くらい前になるかもしれない的なことが記載されていたような記憶でしたが、催行決定のお知らせは4週間前に送られてきました。

出発直前には「出発のご案内」のPDFがメールに添付されて送られてきます。

旅行当日

品川駅の出発ホームが臨時ホームの8番線ではなく12番線であることに旅行前日の夜に気がついて衝撃を受けつつ、旅行当日を迎えます。

往路

品川駅で受付

E655系は品川駅と河津駅の間を往復します。横浜駅を含め途中駅には停車しません。

そこで、新横浜駅から品川駅まで新幹線で向かいます。


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品川駅の新幹線の改札を一旦出てから北改札口前のツアーの受付場所に行き、「出発のご案内」のPDFを提示して受付を済ませます。

発車の45分前には受付が終わってしまうので、早めに向かいます。

ちょっと休憩

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乗車証を受け取ったら、そのまま北改札口から入って京浜東北線のホームを経由して南改札側に回り込んで…

TAMEALS CAFE & BARで発車時刻付近まで休憩です。

発車時刻が近づいて来たところで…


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閉鎖されている7,8番線への階段の前を通って、12番線に向かいます。

12番線に着いたときには一本前の熱海行が発車したところでした。

E655系の入線を待ちます。

往路:品川駅→河津駅

品川駅12番線は東海道線の下り列車がひっきりなしに発着するホームです。

そんなホームで定期列車が発着する合間にわざわざ乗車させるのかとか、8番線を使った方がいいのではないかなどと思っていると…

隣の13番線に「成田エクスプレス」が到着した後に…

今回乗車する9031M(E655系「和」)が12番線に入線です。

「和」に乗った日(2024年2月17日)は大船駅-熱海駅間で「マリンエクスプレス踊り子」の復活運転&ツアーが開催されていたので、沿線とか駅のホームの人出が多そうだなとか要らぬことを考えながら乗り込みます。

E655系は2006年の製造でこの記事を最初に書いた時点(2024年2月)ではすでに製造から18年が経過しているものの、目立って消耗しているところは見当たらず、大事に使用・維持・管理されていることが窺えます。

9031Mは品川駅を定刻に発車です。

各座席に備え付けの案内です。

1号車と5号車に展望カメラが備え付けられているようで、前後の景色をWi-Fiで接続した端末経由で見ることができます。

戸塚-大船間で特製のお弁当が配布されました。

お弁当の中身はこんな感じです。JR東日本クロスステーション謹製です。

ごはん率がやや高めです。

窓側の席では左側(通路側の席では右側)のひじ掛けの部分から引き出せるようになっていたミニモニタは撤去されてしまったようです。

また、撤去跡は単に塞いでしまっただけでテーブル等の取り付けはされなかったようです。

よって、反対側のひじ掛けからテーブルを引き出して配布されたお弁当とお茶のペットボトルを置かねばならないのですが、上の写真の通りテーブルの大きさが小さく、お弁当とペットボトルを同時に置くことができません。

また、平塚駅を過ぎたところでびゅうの中の人によるE655系についての説明のアナウンスがありました。説明では「お召列車」という用語は用いられず、かわりに「天皇陛下がご乗車になられる際にも使われている」旨の説明がなされていました。

鴨宮駅を通過したところで車内探検です。

3号車をちょっと見てきました。案内表示はシンプルなものです。

9031Mは熱海駅までは運転停車もなく快調に走ります。

途中、国府津駅のホームの東京寄りの先端部分は列車を撮影しようする方々でごった返していました。

熱海からは伊東線に入り、伊豆多賀駅で「アロハ電車」とすれ違います。

伊東駅で運転停車し、乗務員がJR東日本から伊豆急行の乗務員に交替します(伊東駅への到着の直前にその旨のアナウンスもありました)。

伊豆急行線内は単線ですが、運転停車の停車時間もあまり長くはありませんでした。

天候がいまいちだったものの、伊豆大島だけはなんとか見えました。

河津駅には定刻通りに到着です。

河津駅では東京に向かう「踊り子」号が9031Mの発車を待っていました。

ちょっと寄り道: 伊豆急下田ヘ

河津駅の改札を出たところでいったん流れ解散となるので、再度改札から入場して伊豆急下田駅に向かいます。

実は河津桜を観に来るのは7年ぶり3回目だったりするので、自由時間の前半は伊豆急に乗って伊豆急下田駅に向かうことにしました。

伊豆急の8000系に乗車です。
久々です。

伊豆急下田駅に到着です。

先ほどまで乗車していた「和」は伊豆急下田駅に回送されてきていたものの、ホームからは一番離れた留置線にいて、かつホームから見て手前の留置線には「踊り子」用のE257系2000番台が置かれていて「和」のE655系をホームから直接確認することができませんでした。

残念。

8000系を撮影後、改札口を出ます。

河津駅-伊豆急下田駅の運賃は503円(ICカードの運賃です。)でした。

河津駅-伊豆急下田駅間の営業キロは10kmをわずかに超えているので、かなり高くなりますね。

伊豆急下田駅

伊豆急下田駅の駅前の「下田時計台フロント」でお土産を購入です。

お土産を購入後は「リゾート21」の発車の時間まで駅前のマクドナルドで待機です。

次の記事に続きます

話が長くなってきたので、次の記事に続きます。

この記事は以上です。