土休日に南武支線のE127系と鶴見線の205系に乗ると、小旅行に行ってきたような気分になれるのかもしれないという話。

By | 2023年9月17日

はじめに

南武支線で運用されていた2両×3編成の205系1000番台のうちの2編成(鎌倉車両センター中原支所のワ1,ワ2編成。以下本記事で編成名を記載した場合にはすべて鎌倉車両センター中原支所の編成を指すものとします。)が2023年9月12日をもって定期の営業運用を終了し、翌日の9月13日より新潟で運用されていたE127系0番台の2編成が運用されることになりました。

そこで、原宿の美容院に行ったついでに寄り道して乗車することにしました。

ついでにそろそろ置き換えなんじゃないか説がある鶴見線の205系にも乗ってくることにしました。

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尻手駅に向かいます。

原宿駅でお昼

原宿駅から渋谷駅、武蔵小杉駅を経由して、南武支線の起点である尻手駅に向かいます。

原宿駅です。

南武支線、鶴見線ともに朝の時間帯以外は列車の本数が少なくなるので、できるだけ急いで尻手駅に向かいたいところですが…

原宿駅の2Fにある「猿田彦珈琲 The Bridge 原宿駅店」で軽めのお昼です。

朝にコーヒーを飲んでしまったため、ほうじ茶ラテをいただきました。おいしいです。☕🌭

武蔵小杉で乗り換え

「猿田彦珈琲 The Bridge 原宿駅店」を出て山手線に一駅だけ乗り、渋谷駅からは湘南新宿ラインで武蔵小杉駅に向かいます。

武蔵小杉駅の横須賀線ホームに到着です。

ここから南武線のホームまで歩きます。

武蔵小杉駅の横須賀線ホーム-南武線ホーム間の距離が長いであろうことを見越して、渋谷駅で乗るときに新宿寄りの車両(15号車)に乗ったはずなのですが、それでも

「南武線ホームまで310m」


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的な案内を見ると、乗り換えが面倒だなぁと思ってしまいます。

それでも歩くしかないので、南武線のホームに行ってみると…

ちょうど川崎行きの電車が発車したところでした。(´・ω・`)

次の列車は快速列車ですが…

尻手駅には快速列車は停車しません。


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それにしても南武線は駅名に「武蔵」と付く駅が4駅連続していて、かつそれらの駅がすべて快速の停車駅なんですね…

…などと思っているうちに、快速列車の次の各駅停車が到着したので、乗り込みます。

このあたりで、尻手駅における南武支線との接続が気になり始めたので調べてみたところ、10分程度の接続で乗れそうなことがわかりました。

南武支線は昼間は40分おきに運転されているようですので、10分待ちであれば合格でしょう。

武蔵小杉駅からは南武線で9-10分ほどで尻手駅に到着です。

南武線の川崎行きは尻手駅では1番線に到着するので、南武支線が発着する3番線には地下通路を通って向かいます。

南武支線に乗ります。

E127系0番台の外観を観察

3番線にやってきました。

南武支線に乗ろうとする人が予想していたよりも多かったことと、南武支線に乗ったり、撮りにやってきたと思しき方々もそれなりにいて、ホームがにぎわっていました。

そんな中、八丁畷の方からE127系0番台が入線してきました。

この日はV2編成(クモハE127-13+クハE126-13)が終日南武支線を往復する運用に入っていました。

方向幕と下枠交差型パンタグラフです。

2023年9月12日まで運用されていた205系1000番台は確か方向幕はLED表示で、LED表示と言えば列車番号の表示もLEDを使っていたよなぁ、と思いつつも、南武支線は運用が2運用しかなく、かつそのうち1運用は朝の時間帯のみ(この記事を最初に書いた時点(2023年9月)の情報です。)なので、列車番号なんて前面に表示しなくても実運用上支障はないのかもしれません。

乗り込みます

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発車の時間が近づいてきたので、乗り込みます。

尻手寄りの車両(クハE126-13)に乗ります。

座席をつぶして設けられた機器スペースです。

座席はほぼ埋まり、立っている乗客がかなりいる状況で尻手駅を発車です。

浜川崎駅に向かいます

尻手駅発車時点ではかなり混んでいた車内も、八丁畷、川崎新町と停車するごとにある程度まとまった人数の乗客が下車し、小田栄駅で残っていたほとんどの乗客が下車していきました。

クハE126形の運転室を見たところです。

運転台が半室になっているため、運転席の後ろ側の部分以外の仕切り(板)が天井まで達していません。

南武支線への転用に伴い、運転台を全室っぽく使えるように改造したようです。

小田栄駅の次は…

終点の浜川崎です。

トイレだったスペースは業務用室になっていて、事実上締め切られています。

尻手駅で撮影できなかった幕回しの撮影に挑戦しましたが、幕回しが一瞬で完了してしまったため、「尻手」が表示されるところしか撮影できませんでした。

運転士さんっぽい人がクモハE127側の運転室のドアを閉めるのに苦労していました。

別の運転士さんっぽい人がその人に閉め方のコツのようなものを伝授していたようです。

幕回しの撮影の再挑戦ができるのは40分後ですが、そこまでは待たずに鶴見線に乗り換えることにします。

自己主張強めのポスターです。

南武支線側の浜川崎駅を後にします。

鶴見線で鶴見駅へ。

鶴見線のホーム

南武支線側の浜川崎駅とは道路一本隔てて向かい側にある鶴見線の浜川崎駅に向かいます。

駅前商店ですね。

鶴見線のホームに向かう跨線橋の途中から分岐するJFE専用出口へ向かう通路です。

浜川崎駅の鶴見線側のホームに来ました。

自己主張が強めの写真です。

駅名標です。

なぜこんな写真ばかりになってしまうのかというと、ホームが狭いからです。

ホームが狭いためにホーム上にある細長い被写体を撮影しようとすると、スマホを広角モードにして撮影することになるため、このような写真が撮れがちになります。

上の写真を基準として左側が鶴見で右側が扇町になります。

しかし、上の写真に写っていない範囲の線路の様子を見ると右側の方が線路がよく整備されているように見えるので、右側が鶴見の方向なのかと錯覚してしまいます。

浜川崎駅から乗車する鶴見線は浜川崎始発だったので、鶴見の方から来るものと思っていたのですが…

扇町の方から入線してきました。

1号車に乗ります。

浜川崎→鶴見

定刻通りに浜川崎駅を発車し、鶴見に向かいます。

車掌さんが乗務していて、

「次は、武蔵白石です。」

といった次の駅のアナウンスも(自動ではなく)肉声で行われています。

鶴見線の205系も置き換えが近いとのことなので…

ドアとか…

座席を撮影します。

弁天橋の鶴見線営業所にV1編成とワ4編成が留置されていました。

今後ワ4編成がどうなるのかは要注目です。もしかすると、「首都圏最後の205系」はワ4編成になるのかもしれません。

国道駅の次は…

終点の鶴見に到着です。

鶴見線の名物(※個人の感想です。)だった中間改札がなくなったので、鶴見線ホームが醸し出す孤立感や特異な雰囲気は中間改札撤去前と比較すると薄れた感じがします。

今回乗車した205系です。

T17編成です。

反対側の先頭車の車番も撮影したので…

中間の車両の車番も撮影です。

乗車してきた電車は折り返し扇町行として鶴見駅を発車していきました。

まとめ

E127系0番台はもともとローカル線用であったことを示す装備の痕跡が至るところに残っていてそれがいい感じに想像力を掻き立てるので、ちょっとした旅行に行った気分を味わうにはちょうど良い車両だと思います。

また、それが走る南武支線は貨物列車が頻繁に往来する線路と同じ線路を走ったり、時には専用の線路を走ってみたりと距離が短いわりに走行環境や風景がバラエティーに富んでいるので、時々乗りに行くと面白い路線です。

鶴見線については、今回乗車したルートだと鶴見線の全線を乗車したことにならず、いろいろなところで話題になることが多い海芝浦駅などにも行きません。

しかし、どこか懐かしい雰囲気で置き換えが近い(らしい)205系に乗れたことと、弁天橋の鶴見線営業所に留置されているワ4編成を車窓から見ることができたのでヨシ!! …ということにしたいと思います。

この記事は以上です。