dynabook R732/37HKのストレージを2TBのSSDに交換してみた件。

By | 2020年12月12日 , Last update: 2021年3月6日

はじめに

dynabook R732/37HKのストレージをSSDに交換してから2年半とちょっとの月日(※この記事を最初に書いた時点(2020年12月)の情報です。)が流れました。

この間特に大きなトラブルもなく安定して運用できています。

安定して運用できているということは…

記事のネタを提供してくれることもなさそうだということにもつながりますが…

ストレージ上に日々データが蓄積できているということでもあります。😄

特にローカルのSubversionのリポジトリで一括管理しているTwitterYouTubeInstagramへの投稿用の動画や画像については増加のペースが速く、気が付いたらストレージの使用量が

という状況になっていました。

上図のような状況になってしまったら不要なファイルを消去するというのがお約束ではありますが、もっとも使用量が多いであろう(そして実際に使用量の最も多い)TwitterYouTubeInstagramへの投稿用の動画や画像はいろいろなタイミングで使い回す可能性があります(過去には撮影時に手ブレした画像をFeatured Imageにそのまま使ったこともあります。)ので、ファイルの消去によって使用量が劇的に減るということはなさそうです。(´・ω・`)

そこで、かなりお手頃な値段になってきた2TBのSSDのストレージを購入して、500GBのSSDのストレージと交換することにしました。

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SSDをポチります。

最初は1TBのSSDを購入する予定でしたが、すぐに容量がいっぱいになってしまいそうな予感がしたことと、2TBのSSDの方が単価が安かったので、こちらをポチりました↓

ポチってからは割とすぐに手元に届きました。


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コンパクトな箱に入っています。

SSD開封の儀。

作業ができる時間と精神的な余裕ができたところで、開封の儀を執り行います。🙏

箱を開けると、SSD本体の他にサポートツールの説明書や7mm→9.5mm対応のためのスペーサ等といった付属品一式がまとめて封入されたパックが現れます。

パックの蓋というかフィルムをはがして中身を取り出すと…


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…のような感じのものが入っています。

ストレージの換装。

コピー前の準備

今回購入したSSDの端子の部分には黄色のシール(下図の赤矢印)が貼られていましたので、はがしておきます。

また、ドライブをコピーするためにdynabook R732/37HK本体とSSDを接続する必要がありますが、今回も↓のケーブルを使うことにしました。

いつものやつです。

最初にドライブの換装を行った時には使い捨てのつもりで買ったケーブルでしたが、これで3回ドライブの換装を行うことになるとは思いませんでした。


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まさに、ネ申ケーブルですね。

ストレージのコピー

前回までの換装作業の例に倣いつつ、ストレージの交換作業を行います。

  1. 2TBのSSDとdynabook R732/37HK本体を前節のケーブルを使って接続します(下図)。
  2. dynabook R732/37HK本体をシャットダウンします。下図では「更新してシャットダウン」となっていますが、気にしないことにします(Windows 10ではよくあることです)。
  3. 変換ケーブルの電源を入れます(電源の入れ方はこの記事参照)。
  4. dynabook R732/37HK本体をbootします。
  5. 画面左下の「スタート」アイコンを右クリックすると、ポップアップメニューが表示されますので、「ディスクの管理」をクリックします。
  6. 以下のような画面が表示され、初期化されていないディスクとして認識されますので、初期化を行います。
  7. パーティションスタイルを選択するウィンドウが表示されますが、お好みで選択します。コピー先となるSSDの容量が2TB以下なので、MBRを選択しています(※「おまけ」の節参照)。
  8. 「EaseUS Todo backup」を使用してストレージをコピーします。なお、今回のコピーでは前回の換装時に使用したVersion 10.6がそのまま残っていたので、これを使用します(Version 10.6はかなり前のバージョンですが、この記事を最初に書いた時点(2020年12月)ではフリー版は製品名が「EaseUS Todo backup Free(公式ページへのリンクです。)」となっています)。基本的にはこの記事に書いた手順でコピーできますが、変更元のストレージのパーティションに復旧用などの目的でドライブの後ろの方に小さいサイズのパーティションが設定されていて、かつ変更先のストレージの容量が大きいとそれらのパーティションの表示が非常に幅が小さくなってしまうので、パーティションのレイアウトの変更時に画面上で移動させるのにかなり苦労します(下図の赤矢印)。
  9. パーティションの設定までができたらコピーを開始します。

ここでちょっと一休み。

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ストレージのコピーに要する時間はプログレスバーの表示から推測すると2時間ほどかかりそうですので…

その間に横浜駅(CIAL)の紀ノ国屋でお弁当を買ってきました↓


ローストビーフ丼おいしいです。😋

ストレージの交換

コピーが終わったらdynabook R732/37HK本体→接続ケーブルの順番で電源を切り、ストレージを交換します。

交換手順はこの記事と同じ手順になりますので、詳細についてはそちらをご覧いただくことにして、

今回は、

ストレージの裏面(容量の記載があります。)を確認しつつ、サクサクと交換作業を進めていきます。

再起動と動作確認

ストレージの交換が終わったら、再起動します。

ところが…

でも書いた通り、初回の起動時にはWindowsのログイン画面が表示できず、そのかわりに

Insert system disk
and hit any key

 
といったような表示(一字一句正確ということではないです。)が出て、ちょっと焦りました。

ここはキーボード上のキーを手当たり次第に押せばよいというものではなく、電源キーを押して電源を切って、再度電源を入れなおすのが正解のようです。

すると…

のような画面を拝むことができますので、ログインしてストレージの容量を確認すると…

容量が増えていることが確認できます。👍

まとめ

dynabook R732/37HK自体はUEFI BIOSを採用しているようですので、2TBを超えるストレージでもストレージ側のパーティションテーブルをGPTにすれば動きそうですが、3TBのSSDは容量あたりの単価が高かったこともあり、今回は見送りました。

また、dynabook R732/37HKのストレージの容量はもともと1TB(SSHD)であり、今回の換装によりdynabookの購入時のストレージの容量を上回ることになりましたが、特に問題なく動作しているようです。

とりあえずこの状態で使ってみることにします。😎

なお、今回の換装により取り外された500GBのSSDはファイルサーバのストレージのうち、壊れかけている2TBのHDDの交換のために使われる予定です。

この記事の本編は以上です。

おまけ[2020/12/15補足]

今回の換装で取り外した500GBのSSDはLinuxのファイルサーバに無事転職しましたが、fdiskでパーティションのレイアウトを確認してみたところ、

ディスク /dev/sdc: 447.13 GiB, 480103981056 バイト, 937703088 セクタ
ディスク型式: SDSSDHII480G
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 4096 バイト / 33553920 バイト
ディスクラベルのタイプ: gpt
ディスク識別子: 2A2BB194-DC84-4F84-98D5-F04492F4AE01

デバイス 開始位置 終了位置 セクタ サイズ タイプ
/dev/sdc1 1040 922639 921600 450M Windows リカバリ環境
/dev/sdc2 923664 1603583 679920 332M EFI システム
/dev/sdc3 1603600 1865743 262144 128M Microsoft 予約領域
/dev/sdc4 1866768 887944725 886077958 422.5G Microsoft 基本データ
/dev/sdc5 887945216 889872383 1927168 941M Windows リカバリ環境
/dev/sdc6 889873424 893467663 3594240 1.7G Windows リカバリ環境
/dev/sdc7 893468688 894212111 743424 363M Windows リカバリ環境
/dev/sdc8 894213136 926618639 32405504 15.5G Windows リカバリ環境

 
…となっていました。

MBRではなくGPTでも問題なかったみたいです…(´・ω・`)