BOSEのQuietComfort 35 IIのイヤークッションを交換する。

By | 2022年12月11日

はじめに

4年ほど使っているBOSEのQuietComfort 35 II(以下、単に「ヘッドセット」と書きます。)のイヤークッションが壊れてしまいました。

そこで、イヤークッションだけ交換できないものかとGoogle先生に訊いてみたところ、BOSEの公式サイトでイヤークッションが販売されていることが判明しました。

また、公式サイトのユーザレビューを見た感じでは交換作業自体の難易度があまり高くなさそうだったので、ポチって交換することにしました。🎧

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交換前の状況

半年ほど前からイヤークッションのカバーが劣化し始めていて、かつ交換2週間くらい前あたりから劣化の度合いが加速していたことはわかっていたのですが、先日YouTubeの動画を見る際にイヤークッションの状況を見てみたところ…

イヤークッションのカバーの縫い目が取れてしまって、内部の緩衝材が姿を現していました(上図の赤矢印)。

内部の緩衝材が姿を現した部分を拡大したところです。

カバーもかなり傷んでいることがわかります。

この程度の痛みになってくると、ヘッドセットの周囲に正体不明の黒い粉とも破片ともつかないものが時々目につくようになってきます。

イヤークッションの交換

注文

交換用のイヤークッションはQuietComfort 35用のものを注文です(QuietComfort 35 IIでも使えました)。

AmazonのBOSEストアでも売っています↓


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純正品ではないものだとかなり安い価格で販売されているものもあるようですが、純正品を選択です。

開封の儀

公式サイトでは納期については「パーツがあったら納品するね。」的な記載がされていたので、時間が少しかかるかもしれないと思いつつ金曜日の午後にポチったところ、日曜午後に自宅に到着しました。

迅速ですね。

いかにもスペアパーツといった感じの箱ですが、テープには「BOSE」のロゴが入っています。

「BOSE」のロゴが入ったテープの部分を拡大です。


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納品書です。

「オンラインストアはアークヒルズにあるんだ…」などど思いながら、開封します。

すると…

透明な袋及びケースに入ったイヤークッションがいきなり姿を現します。


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箱の下の方に交換方法についての説明書(英語です。)が同梱されていました。

袋からイヤークッションを取り出してみました。

古いイヤークッションの取り外し

説明書を一読後、交換作業に取り掛かります。

イヤークッションはイヤーカップの内側のツメ(10ヵ所、Quiet Comfort 35は9ヵ所のようで、説明書には「9ヵ所」と記載されています。)で固定されているので、イヤークッションを内側から引っ張って丁寧に取り外します。

…と、説明書には書いてあるのでその通りに外してみました。

イヤークッションを上図の赤矢印の向きに引っ張ります。

片方のイヤークッションを外してみたのですが、本来イヤークッション側についているはずのリング状の部品を取り外すことに失敗してしまいました…(上図の赤矢印)。

このリング状の部品だけがイヤーカップに取り付けられている状況になるとイヤーカップの内側のツメの位置を簡単に確認できるようになるので、手で簡単に外すことができます。

もう片方のイヤークッションも取り外します。

右側のイヤークッションが後から取り外し作業を行った方のイヤークッションです。リング状の部品もまとめて取り外すことができています。

次はスクリムと呼ばれる布状の部品(下図の赤矢印)を取り外します。

スクリムはイヤーカップに両面テープで固定されているので、両面テープの粘着剤とともに丁寧に取り外します。

スクリムを取り外すと…

イヤーカップの中身を見ることができます。

ついでなので、観察します。

片側のイヤーカップには「QC35」という製品名の他、いろいろと書きこまれています。

もう片側のイヤーカップにはバーコード以外には特に何も書き込まれていません。

新旧のイヤーカップの比較です。

緩衝材の色が異なるようです(新(左側): 水色、旧(右側): 黄色)。

新しいイヤークッションの取り付け

古いイヤークッションの取り外しに成功したので、新しいイヤークッションを取り付けます。

まず、スクリムを取り付けます。

スクリムは両面テープでイヤーカップに取り付けますので、剥離紙を剥がして取り付けます。

スクリムを両方のイヤーカップに取り付けたら、新しいイヤークッションを取り付けます。

イヤークッションがイヤーカップ側のツメで固定されるよう慎重に作業します(固定されていないとイヤークッションがイヤーカップに対して浮いた状態となるので、音響効果が発揮できなくなるようです)。

イヤークッションがイヤーカップに対して浮いた状態となっている箇所がなくなると…

交換作業完了です。✨

まとめ

これで、イヤークッションの消耗度合いがかなり気になっていたヘッドセットも新品同様となりました。

もうしばらく使えそうです。

交換作業自体は写真を撮影するための時間も含め30分程度でした。

イヤークッションを固定するためのツメが繊細そうな感じなので、全体を通して作業は慎重に行った方がよいでしょう(説明書にも「gently」という言葉が何回か登場します)。

この記事は以上です。