3連休の中日にJR東日本の株主優待割引券で「つばさ」に乗るついでに「ひたち」に乗ってきた話(1/3: 旅の準備)

By | 2025年11月2日 , Last update: 2025年11月9日

はじめに

突然ですが、10月から配属先が変わりました。

配属先が変わる時には長期の休みを取ろうと思っていたところ、配属先が変わる旨の情報をキャッチするのが遅かったために、長期の休みが取れませんでした。

そこで、3連休の中日を利用して紅葉を観に行くことにしました。

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目的地の候補の選定

「紅葉を観に行く」というのはただの建前であって、例によって実態は乗り鉄です。

また、「紅葉を観に行く」というテーマが定まったのが決行4日前ということで、可能な限り早急にルートを考えて、嫁様の同意を得る必要がありました。

そんな中ひねり出したのが、下記の2パターンでした。

  1. 嵐山
  2. 仙山線

紅葉シーズンのただ中に突撃するので、どちらを採っても現地では大混雑確定案件です。

また、乗車日が迫っているため、必要な列車の指定券が用意できない可能性もあります。

乗り鉄及び撮り鉄的観点からは…

「嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車の車両の置き換えが視野に入ってきたので、そろそろ撮っておこう(あわよくば乗っておこう)かという嵐山案」 vs 「2025年度内に通常の営業運転を終了する予定のE3系に乗れる(かも知れない)仙山線案」

の選択になります。

嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車の車両の置き換えは流れてきたニュースでたまたま見かけたために候補としたものの、さらに調べてみると置き換え自体は2027年春に実施されるらしいことがわかりました[1]。

嵯峨野観光鉄道は来年(2026年)に行っても間に合うような気がしてきたので、仙山線案とすることとしました。


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嫁様には「仙山線の列車には新型のトイレがある旨」伝えて了承を得たので、仙山線案自体の説得は完了です。

なお、東京-仙台間の片道は常磐線を利用することとし、山形と仙台で時間をとることを前提に乗車順序は「つばさ」→仙山線→「ひたち」と仮に決めました。

乗車券類の購入

ひたち

案(仮)が定まったところで乗車券類を購入したいのですが、秋の観光シーズンのただ中、しかも乗車日が3連休の指定券を直前で購入するというかなり難易度の高いミッションをクリアせねばなりません。

また、株主優待割引券を利用することに起因する下記の条件もあるので、購入手段は「みどりの窓口での購入」一択ですが、株主優待割引券が2枚揃うまで購入ができません。

  1. 乗車券の経路が指定席券売機や「えきねっと」では購入が難しい。実際に横浜駅で10月31日の夜に指定席券売機で仙台、山形及び福島の各駅を経由地として乗車券の発券を試みましたが、できませんでした。
  2. 嫁様と2名で移動するため株主優待割引券が2枚必要になるが、手元には3月末の権利確定でゲットした1枚があるだけで、残り1枚は追加で調達する必要がある。

さらに、JR東日本管内の「みどりの窓口」の営業時間は縮小傾向が続いており、平日の営業時間内の「みどりの窓口」に無理のない方法でたどり着くのが難しいため、休日でないと「みどりの窓口」での購入ができません。

そこで、まず最初に株主優待割引の対象としない予定の「ひたち30号」のグリーン車の特急券と指定券を「えきねっと」のチケットレスサービスで押さえました。

ただ、この「ひたち30号」は仙台出発および品川到着が遅く、常磐線を約5時間にわたって夜間帯に走行することになります。


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5時間近く乗車するのなら外が見えた方がよいだろうと考え直し、「ひたち30号」から「ひたち3号」に予約を変更です。

上記変更に伴い、乗車順序を「ひたち」→仙山線→「つばさ」に変更です。

前記の乗車順序の変更を実施するにあたり、仙山線は快速列車に可能であれば乗りたいとの嫁様よりの希望があったため、仙台駅での途中下車は実施しないこととしました。

仙台の市内観光は次回以降の機会で設定したいと思います。

なお、予約変更した時点では「ひたち3号」のグリーン車が満席だったので、普通車に変更です。

グリーン車から普通車への変更は残念ではありますが、「ひたち」に使用されているE657系はグリーン車と普通車の設備の差が比較的小さい(弊サイト調べ)なので、ヨシとすることにしました。

変更にかかる手数料は無料でした。


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「えきねっと」様々でございます。

株主優待割引券の調達

「ひたち」の予約と並行してJR東日本の株主優待割引券(以下、単に「株主優待割引券」と書きます。)を前回の旅行でも購入したJマーケットで購入することを考えます。

しかし、時すでに金曜日の夕方。

指定券は翌日の土曜日の朝の可能な限り早い時間に購入する必要がありますが、それまでの時間に株主優待割引券をお店で直接購入できる機会はありません。

そこで、Jマーケットの自動販売機で株主優待割引券を1枚購入です。

自動販売機からは箱に入った株主優待券が出てきました。

1枚3600円でした。

山形での滞在時間を確保しつつ、日帰りで山形から帰還するには17時30分以降の「つばさ」の特急券を購入せねばなりません。

決行2日前(10/31)の22時の時点で「えきねっと」で調べた限りではグリーン車の残席がほとんどなく、2名並びの席は臨時列車の「つばさ192号」で2列があいているだけでした。

横浜駅の「みどりの窓口」で買うしかない状況なので、上記の席が埋まらないことを祈りつつ、りんかい線の写真をInstagramにポストして就寝です。

みどりの窓口

横浜駅の「みどりの窓口」は8時営業開始です。

きぬた歯科のサイネージ

横浜駅に到着後、いったん相鉄線の2Fの改札前に向かいます。

相鉄線の改札前のサイネージで横浜きぬた歯科の動画が放映されていたのを発見したので…

撮影したりしているうちに8時を過ぎてしまいました。

順番待ち

撮影後は横浜駅中央地下通路にある「みどりの窓口」に急ぎ向かいます。

8時5分の時点ですでに10組待ちの状態でした。

「みどりの窓口」では「横浜市歌」がBGMで流れていました。

窓口で呼ばれるまでの間に、前述の「つばさ192号」の空席状況を「えきねっと」で調べたところ、グリーン車の2名並び席の空きは1列だけになっていました。

前のお客さんに対する対応がすばやく完了することを祈りつつ、「サンライズの10時打ちはみどりの窓口じゃなくてe5489でやってもらえませんかね。」とか考えながら、ひたすら待ちます。

購入

20分ほど待ったところで、ようやく順番が回ってきました。

株主優待割引券を使う旨と、残席が少ないようである旨を窓口の中の人に伝えると、「つばさ192号」のグリーン車で1列だけ残っていたところを手早く押さえてくれました。

次は、「東京→(常磐線)→仙台→(仙山線)→山形→(奥羽本線・東北本線)→東京」の乗車券を発券してもらいました。

当初は横浜発でお願いをしてしまったのですが、横浜市内発にしてしまうと、ゆきとかえりで日暮里-東京間で経路が重なり1枚の片道乗車券としては発券できないとのことだったので、東京都区内発としました。

横浜(or新横浜)-品川間は別途何とかする方向です。

これで、目的の乗車券と指定席特急券・グリーン券が確保できました。

「ひたち」のチケットレス特急券以外は4割引です。

株主優待割引券1枚を3600円で買ったことを考慮しても十分な割引額で、2名分を15000円くらい安く購入できました。

決行当日

決行当日の朝は新横浜駅から東海道新幹線で品川駅に向かいます。

「こだま800号」に乗ります。

アナウンスが平日に乗った時と比較して、気のせいかクリアに聞こえました。

品川駅には6時59分着です。

これでもか、というくらいの京都推しですね。

「ひたち3号」の発車までは40分ほどあります。

いよいよ「ひたち3号」に乗車することになりますが、次の記事に続きます。

References / 参考文献

  1. 新たなトロッコ列車が2027 年春にデビューします