3連休の中日にJR東日本の株主優待割引券で「つばさ」に乗るついでに「ひたち」に乗ってきた話(2/4: まず「ひたち3号」に乗ります。)

By | 2025年11月8日 , Last update: 2025年11月29日

はじめに

前の記事からの続きです。

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スタバなう

新横浜駅から乗車した「こだま800号」は品川駅に6時59分に着きました。

「ひたち3号」の発車までは40分ほどありました。

そこで…

東海道新幹線のラチ内のスタバです。

このスタバは待合室に併設されているのですが、スタバの公式Webサイトでも「JR東海 品川駅ラチ内店」という名称で「ラチ」という鉄道用語が使われています。

「ラチ」という用語はここでしか使われていない用語なのではないかと思ってスタバのWebサイトで調べてみたところ、他の駅の改札内にあるスタバでも店名に「ラチ内」という用語が使われているようです。

なお、待合室の外の通路は…

「そうだ京都、行こう。」の東福寺の紅葉の広告と、かなりテンション高めの会社の広告で埋め尽くされていました。

ここでホットのキャラメルマキアートを購入して「ひたち3号」に持ち込む所存でございます。

なお、ベンティサイズは不可で、トールサイズのみの取り扱いとのことでした。

ひたち3号

ホームで待機


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「ひたち3号」は品川駅の9番線から発車です。

常磐線の特急列車のダイヤは高萩までしか行かない「ときわ」と、いわき行または仙台行の「ひたち」で構成されています。

いわき行の「ひたち」は1日12本あるのに対して、いわき駅から先の仙台駅まで行く「ひたち」は1日3本です。

発車15分前に9番線に向かったところ、すでに「ひたち3号」が入線していました。

東京駅、新橋駅及び品川駅でいつも見かけるE657系です。


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しかし、まだ乗車ができなかったので…

側面方向幕のスクロールを撮影したり…


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自動販売機の裏にひっそりと設置されている「安全祈念碑」を撮影しながら乗車可能になるのを待ちます。

乗車

「ひたち3号」は、発車5分前くらいから乗車可能になります。

品川駅からは10名ほどのお客さんが8号車に乗車です。

ただ、空席と思われる席のうち、座席上の予約状況を示すランプが「黄色」になっている席がほとんどだったので、東京駅か上野駅でほぼ満席になるように見えました。

常磐線経由で仙台に向かいます

ひたちチャイム

「ひたち3号」は品川駅を定刻通りに発車です。

上野までは上野東京ラインと同じ線路を走行します。

「ひたちチャイム」からの停車駅及び車内設備案内中に高輪ゲートウェイ駅の脇を通過です。

行きは常磐線を経由するために東京都区内の区間を除き乗車経路を一筆書きルートにすることができるので、乗車券は全区間通しで1枚だけの発行です。

乗車券は株主優待割引で4割引になるので、常磐線への乗車が必要な分だけ時間はかかりますが、6600円で仙台と山形まで行って帰ってくることができます。

最初の停車駅は東京駅になります。東京駅で半分ほどの席が埋まりました。

さらに、上野駅でほぼ満席となりました。

上野駅の手前ではパンダがお出迎えです。🐼

日暮里で東北本線と別れます。

日暮里駅を通過後に、ひたち野うしく駅-牛久駅間で異音の確認で一時運転見合わせがあったとのことで、最大20分程度の遅れが見込まれるとの案内表示が流れました。運転見合わせでなければ特に問題はないだろうとは思いましたが、日暮里駅を過ぎても列車の速度があまり上がらなかったので、少し気になるところではあります。

上野の次の停車駅は柏ですが、その前に…

金町駅を通過したところで、いわき駅を5時台に出発する「ひたち2号」とすれ違います。

東京-いわき間では車内販売を実施するとのことなので、品川駅で購入したスタバのキャラメルマキアートを飲みながら、車内販売のワゴンが回ってくるのを待ちます。

2025年11月時点のダイヤでは柏駅には「ときわ」は全列車停車するのですが、「ひたち」で停車するのは乗車中の「ひたち3号」だけになります。

そのせいかどうかはわかりませんが、柏でさらに乗ってきて、8号車はほぼ満席となりました。

交直切替とシンカンセンスゴイカタイアイス

柏の次の停車駅は土浦になります。

北柏駅に停車するために減速する小田急4000形を追い抜きます。

松戸車両センター我孫子派出所には常磐快速線及び成田線用のE231系0番台の他に常磐緩行線用のE233系2000番台が休憩中でした。

取手駅では通過したホームの向かい側にE231系0番台が停車中でした。

途中の取手-藤代間を走行中に交直切替が行われます。

E657系はかつての415系などとは異なり客室内の電気は消えませんが、ABB(空気遮断器)が動作する大きな音がします。

龍ケ崎市駅を通過したあたりから、ようやく130km/h運転になりました。

ここで、車内販売のワゴンがやってきたので…

シンカンセンスゴイカタイアイスを購入です。

バニラとモカを1個ずつ購入です。

2個で810円(税込)でした。

スプーンが刺さるようになるまで少し時間がかかります。

スタバのコーヒーで暖めるという手もありますが、コーヒーの温度が下がってしまっていたために、あまり効果はありませんでした。

車内の気温で溶け出すのを待ちます。

なお、車内アナウンスでは「プレミアムアイスクリーム」とか「本格派のアイスクリーム」とか言ってました。

万博

1985年の科学万博の時には臨時駅(万博中央駅)が設けられていたところに1998年に再度開業したひたち野うしく駅を通過です。

ひたち野うしく駅の駅前の西友は通過2日前(2025年10月31日)に閉店だったようです。

駅前の商業施設はどこも苦戦しているのでしょうかね。

少し調べてみたところ、新たな商業施設になるということなので、そちらに期待といったところでしょうか。

赤電

土浦駅の留置線では、赤電の付属編成が休憩していました。

偕楽園は紅葉が綺麗でした。

品川から1時間35分ほどで水戸駅に到着です。水戸駅でのお客さんの乗降はあまり多くありませんでした。

水戸駅を発車して少し走ったところで、E531系塗装の訓練用の機械を見かけました。

蒲田駅の近くで見かける訓練用の機械と同様のものでしょうかね。

勝田駅でお客さんが少し入れ替わり、日立駅でさらに少し降りました。

太平洋

日立駅の手前からは太平洋が見えてきます。

日立以北では車内放送のチャイムが停車駅によっては「成田エクスプレス」と同じものに変わったな…、と思ったら駅によっては「ひたちチャイム」が流れる駅もありました。

湯本駅で意外に降りるお客さんがいました。

いわき駅でもお客さんの入れ替わりがありました。いわき駅の側線にはE501系が留置されていました。

常磐線沿線の顔出し野立て看板で電車から見えるのは、いわき駅前のいわきタウン形成外科クリニックくらいですかね…

いわき駅から北の区間は2020年3月から「ひたち」号が運転を再開した区間になります。

また、鹿島駅までの間は電化の際に廃線になった廃線跡と震災からの復旧時に複線であった区間を単線にした区間が続きます。

広野駅では「ふくしまデスティネーションキャンペーン」のステッカー付きの[ひたち」号とすれ違います。

富岡駅です。東日本大震災で被災したため、駅の位置が移動しています。

富岡駅の駅舎とは反対側です。ほぼ更地ですね。

写真は撮れませんでしたが、富岡駅近くには真新しいワイナリーがありました。電車と遠くの海を見ながらワインがいただけそうです。

夜ノ森駅では「E501 SAKIGAKE」とすれ違いました。

JR九州に譲渡されたE501系のその後が気になるところです。

双葉駅は駅舎側のホームの線路を撤去して1面1線の棒線駅になりました。

浪江駅でもまとまって降りる人がいました。

首都圏からのSuicaの利用可能エリアは浪江駅までです。

また、東京近郊区間のエリアも浪江駅までになります。

浪江駅では外国人観光客と思しき人が「ひたち3号」にスマホのカメラを向けていました。

仙台近郊区間

浪江駅の次の桃内駅は東京近郊区間の駅ではありませんが、その次の小高駅からは仙台近郊国間になります。

仙台近郊区間に入ってからの最初の停車駅は原ノ町駅です。

市販の時刻表では大きめの文字で表示される駅です。

原ノ町駅では乗ってくる人がほとんどおらず、むしろ降りる人しかいませんでした。

新地駅の手前の水路を渡る農道のガードレールが陸側にへし折られていたのが見えました。

新地駅-浜吉田駅は常磐線の線路が内陸寄りに移設されているので、他には震災の遺構のようなものは列車から直接見ることはできませんでした。

ラストスパート

相馬駅が最後の途中停車駅になります。

相馬駅から終点の仙台駅までは40分間無停車になります。

亘理駅の駅舎に隣接する施設がお城風だったので、通過時に撮影です。

岩沼駅で再び東北本線に入ります。

ここで、貨物列車を初めて見かけました。

常磐線内では貨物列車の運転があるはずの泉駅以南を含め、貨物列車とすれ違うことはありませんでした。

品川駅から4時間45分ほどで仙台駅に到着です。

1番線に定刻通りに到着です。

お疲れ様でした。

次の記事に続きます

仙台駅からは仙山線の快速列車で山形駅に向かいます。

しかしながら、この記事もかなり長くなってきたので、次の記事に続けることにします。