東急の株主優待乗車証から始まる、S-TRAINとLaviewで西武秩父駅までの日帰り旅行。

By | 2025年5月4日 , Last update: 2025年5月12日

はじめに

春の大型連休は少し遠くへ行きたいと企んでいました。

しかし、諸事情により予定が定まらなかったために予約などをすることができず、流局となってしまいました。

そこで、4連休のうちの1日だけを使って、S-TRAINとLaviewに乗って横浜-西武秩父間を往復してみることにしました。

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さくさくと予約

S-TRAINの指定席券及びLaviewの特急券については西武鉄道のWebサイトのチケットレスサービス(「Smooz」)からさくさくと予約です。

4連休の初日ということで、10時打ちを実施することなく予約できるか否かについての懸念があったLaviewの特急券も無事予約できました。

例によって目的地である西武秩父駅の周辺における滞在時間は約80分とかなり短くなる計画です。

ツアー決行当日

休日出勤の依頼を振り切っての4連休の初日がやってまいりました。

S-TRAIN1号

S-TRAIN乗車日の朝は早いです。🐔

S-TRAINの乗車口は各車両1ヵ所ずつです。

席を確保した4号車の乗車口には10人ほどのお客さんが待機列を形成していました。

元町・中華街駅始発の「S-TRAIN1号」は定刻通りに横浜駅に到着です。

4号車の乗車口から乗り込みます。

チケットレスで予約したのは指定席券及び特急券の部分だけだったので、乗車券に相当するものは別に準備する必要があります。

そこで…


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東急の株主優待乗車証で横浜から渋谷までの乗車分をカバーします。

渋谷から先の普通運賃は西武秩父駅で精算(予定)です。

西武鉄道の駅でSuicaで精算できないなんてことは多分ないでしょう。

「S-TRAIN1号」は横浜駅を定刻通りに発車です。


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さて横浜駅を定刻通りに発車した「S-TRAIN 1号」ですが、横浜駅発車時点での乗車率は40-50%といった感じでした。

シートがリクライニングしないのはQシート等と同様です。

コンセントは壁面下部に設置されています。

次の停車駅は…

自由が丘駅とのことで、「菊名と武蔵小杉は通過か?」と思っていたところ、菊名駅と武蔵小杉駅に運転停車しました。

しかも、菊名駅では本線ではなく待避線側での停車でした。

東急の運行システム上はS-TRAINは「特急」と同じ扱いなのかもしれません。

中目黒駅の手前で新幹線とすれ違いましたが、ノーマークだったので撮影はできませんでした。

実は前日に武蔵小杉→新横浜間で新幹線に乗車していました↓

さらに↑で乗車した前の日にも職場に向かうときに新横浜駅で見送ったので、3日連続で遭遇したことになります。

それはさておき、渋谷からは東京メトロの副都心線に入ります。

副都心線内は新宿三丁目駅にのみ客扱い停車します(小竹向原駅では運転停車します)。

練馬駅(運転停車)を出て複々線区間に入ったところで40000系の第2編成とすれ違いました。座席はロングシートの設定でした。

西武線内では「S-TRAIN401号」と案内されてました。

「S-TRAIN1号」の西武線内における列車番号が「401」であるのかもしれないですが、謎な車内放送でした。

天気が良かったので、富士山がよく見えました。

JR武蔵野線からの連絡線が進行方向左側から合流すると、所沢駅に到着です。

所沢駅からは大量にお客さんが乗ってきました。

所沢駅を発車した直後には「所沢からは満席」というアナウンスがありました。

小手指の車両基地で東急の「ヒカリエ号」が休憩していて、撮り逃した… と少しばかりの後悔をしている間に「S-TRAIN1号」は飯能駅に到着です。

西武池袋線の電車は飯能駅で進行方向が変わります。

しかし、この記事を最初に書いた時点(2025年5月)では飯能駅を跨いで運行される定期の営業列車は特急列車、「S-TRAIN」及び「西武 旅するレストラン 52席の至福」以外には(おそらく)ありません。

さながら、特急列車以外の直通運転をほぼやめてしまった小田急江ノ島線の藤沢駅の如き感じです。

そんなわけで、「進行方向が変わる駅で座席の転回を乗客が実施する」という文化はもう廃れてしまったのではなかろうかと危惧していたのですが、幸いにも前後の座席の方々のご協力をが得られたので、飯能駅に停車中に座席の転回を敢行しました。

飯能駅を発車すると、車両基地の周辺の一部区間を除き単線区間となります。

東飯能駅では八高線の電車と遭遇です。

「S-TRAIN」に運用されている40000系の4号車に設置されているトイレです。

飯能-西武秩父間で運用されている4000系及び「Laview」に運用されている001系には4両に1か所の割合でトイレが設置されているせいか、10両編成で1か所にしかないトイレが行列していました。

全車座席指定で定員が少ないとはいえ、「S-TRAIN」は10両編成の列車ですので、トイレはもう1か所あっても良いと思いました。

西武秩父線内では「山あいの単線区間に10両編成の電車が走行するだけでなく、ついでに全長約4.8kmの山岳トンネルも通過してしまう。」というシュールな光景が展開されるわけですが、その山岳トンネル(正丸トンネル)を通過すると秩父の市街地が広がります。

秩父の市街地が見えてきたところで…

西武秩父線開業55周年記念塗装の4000系がS-TRAINの通過を待っていた横瀬駅を通過し、さらに秩父鉄道の線路が見えてきたところで、西武秩父駅に到着です。

医師ではないので何ともコメントしにくい広告がお出迎えです。

西武秩父駅と御花畑駅

西武秩父駅に来たのは今世紀初のような気がします。

そこで、駅舎の隣に併設されていて、前に来たときにはなかったような気がする「西武秩父駅前温泉 祭の湯」で軽食とすることにしました。

ときどきXのタイムラインに「みそポテト」が流れてきていたので、さっそく注文です。

お酒のおつまみには最適のアイテムです。

軽食をいただいた後は、御花畑駅への連絡通路に向かいます。

秩スポです。

秩父ではジビエブームが来ているようです。

町おこしとはこういうので良いと思います。

御花畑駅に到着です。

秩父鉄道線内に乗り入れていたと思われる西武4000系が西武線内に回送されるところにたまたま遭遇しました。
いい感じに改装されつつも相変わらず駅構内が狭い御花畑駅をチラ見してから西武秩父駅に少し遠回りして戻ります。

Laviewに乗車

芝桜の丘へは残念ながらたどり着けなかったため、西武秩父駅に戻ります。

11時24分発の「ちちぶ28号」に乗ります。

西武秩父駅の自動改札機のゲートを通ると、特急専用の通路への入口に中間改札があります。

中間改札には中の人はいませんでしたが、特別感を醸し出すことには成功しています。

こういう細かいところでのブランディングは大事です。

この改札を通り過ぎて階段を登ると…

Laview(001系)が現れます。

発車までまだ時間があったので、先頭部を撮影です。

車内も撮影です。

Laviewへは約6年ぶりの乗車ですが、前回乗車した区間は所沢→池袋間でした。西武秩父駅からの乗車は初めてとなります。

飯能までは進行方向に背を向けて乗車します。

座席を転回することは可能ですが、展開しているお客さんは(すれ違ったLaviewに乗車中の人を含めても)少数派のように見受けられました。

「ちちぶ28号」は定刻通りに西武秩父駅を発車しました。

「S-TRAIN」とは異なり、「ちちぶ28号」は横瀬駅に停車します。行きに乗ったS-TRAINは横瀬駅に回送されていました。

車端部の席を予約しましたが、西武秩父線を低速で走行中の時点でヨーイングがあり、速度が上がるにつれてヨーイングが激しくなりました。

正丸トンネル内の信号場で運転停車し、下りの「Laview」とすれ違います。

所沢駅では池袋に向かう人が大量に乗車し、席がほぼ埋まりました。

所沢→池袋間をノンストップでかつ座って移動したいというニーズは一定量存在するようです。

その後、大泉学園駅で車内の安全確認のため一時停車しました。

幸い特に問題はないとのことで、すぐに池袋駅に向けて発車です。

西武池袋駅からは80分ほどで、池袋駅に到着です。

お疲れさまでした。

まとめ

池袋駅からは湘南新宿ラインで横浜駅まで向かいました。

今回の日帰り旅行は急遽決めたために計画自体の詰めが甘く、芝桜を観る時間が取れなかったり、「ちちぶ28号」の発車時刻からさらにもう1時間待っていれば御花畑駅で目撃できたはずの「パレオエクスプレス」を撮り逃したりする等、課題が残りまくる旅行でした。

秩父については今後再履修を予定しておりますので、次回作にご期待ください!!

この記事は以上です。