はじめに
横浜市にお住まいの方ならだいたい知っている(※個人の感想です。)横浜駅西口直結の商業施設「ジョイナス」が1973年に開業してから50周年を迎えることを記念して、
かつて初代5000系によって1960年から運行された「おかいもの電車」のヘッドマークを含む車両デザインを11000系の1編成に対してラッピングした電車(以下単に「おかいもの電車」と書きます。)が2023年11月3日から12月下旬まで運行されました。
そこで、期間限定で令和の世に復活した「おかいもの電車」を撮影することにしました。
撮影の計画
「おかいもの電車」のラッピングには以下の2点の特徴があります。
- ラッピングの対象が先頭車の前面のみであること。
- 横浜方の先頭車と海老名・湘南台方の先頭車に掲示されるヘッドマークが異なること。
上記の特徴から、先頭車の状況がわかる写真または動画を撮影するだけでなく、先頭車と(ラッピングの対象外とされた)先頭車の側面の状況がよくわかる写真(または動画)を撮ると良さそうだと考えました。
よって、以下の3種類の写真または動画を撮影することにしました。
- 先頭車を入れた編成全景
- 海老名・湘南台方の先頭車の前面
- 横浜方の先頭車の前面
撮影
運行開始初日
運行初日は平沼橋付近で撮影です。
平沼橋の橋上から撮影しようかとも思ったのですが、「おかいもの電車」がやってくるまでに時間があったので、元平沼橋の付近から撮影です。
フェンス越しではありましたが、横浜駅に向かう「おかいもの電車」をいったん撮影です。
次に、折り返し横浜駅から発車する「おかいもの電車」を平沼橋の下を流れる帷子川の脇から撮影です。
横浜駅から発車する「おかいもの電車」をジョイナスの建物を入れつつ動画で撮影できました。
株主優待乗車証で乗車
ちょっとした用事で中央林間まで行くことになったので、横浜-大和間で株主優待乗車証で乗車するついでに「おかいもの電車」に乗ることにしました。
しかし、予定よりもかなり早く横浜駅に到着してしまったので、後発の特急列車に乗ることによって、各駅停車で海老名に向けて先に横浜駅を発車した「おかいもの電車」を追いかけることにしました。
二俣川で「おかいもの電車」に追いつきました。
二俣川では…
海老名・湘南台方の先頭車の前面(ヘッドマークが「ドッチモ定期」になっている方)を撮影し…
たまたま横浜方面のホームに停車中だった東急の5050系4000番台の「Hikarie号」も撮影です。
横浜方面は3-5分程度遅れているとのことだったので、本当にたまたま撮ることができました。
「おかいもの電車」復活のお知らせです。「ジョイナス」50周年を記念して、「おかいもの電車」のラッピングを11000系電車に施したことを記念する乗車券が販売されていました。
二俣川から「おかいもの電車」に乗車します。
車内には特別な装飾は施されていませんでした。また、広告の交換も実施されていませんでした。
横浜方先頭車
ここまでの撮影で、編成全体の動画と海老名・湘南台方の先頭車の前面が撮影できました。
そこで、最後に横浜方先頭車の前面の写真の撮影を試みます。
横浜駅なら撮影ができるだろうということで、星川駅の「そうてつローゼン」に行った帰りに撮影です。
星川駅のそうにゃんです。クリスマス仕様です。後ろに「鉄道むすめ」の「星川みほし」も映りこんでます。
星川駅から各駅停車で横浜駅に移動です。
横浜駅で後からやってくる「おかいもの電車」を待ちます。
入線してくる様子を動画で撮影しました。
動画の手前に見えている車止めの裏側(改札口側)にはデジタルサイネージのスクリーンが設置されていて、「横浜きぬた歯科」の動画広告がエンドレスで放映されていました。
横浜方のラッピングを撮影です。
海老名・湘南台方のラッピングは初代5000系の車体のカラーリングは再現しつつも、ヘッドマークが「ドッチモ定期」のロゴ(?)入りだったり、現在の相鉄のCIロゴが入っていたりというアレンジが施されていました。
しかし、横浜方のラッピングはオリジナルのデザインにできるだけ近づけたラッピングとなっています。
相鉄のCIロゴなしで、かつヘッドマークもオリジナルの「オカイモノ」ヘッドマークとなっていました。
ちょっとしたこだわりですかね。
近い位置からヘッドマークを撮影です。
前面のFRPの部分だけにラッピングが施されていることがよくわかります。
まとめ
横浜方と海老名・湘南台方の先頭車のラッピングと編成全体を撮影できました。
今回期間限定で復活した「おかいもの電車」の運用は相鉄のWebサイトから公開されていたものの、相鉄線内(相鉄新横浜線を除く。)を終日走り回る運行に充当されることが少ない上に、土曜日と日曜日のいずれか一日は全く運用されないこともあったようです。運用範囲が相鉄線内(相鉄新横浜線を除く。)に限定されていて、かつ時刻などを調べるのが容易である割には乗車する難易度は少々高かったのではないかと思います。
この記事は以上です。