Inkscape-1.0をWindows 10にインストールしてみた。

By | 2020年7月13日

はじめに

長らくバージョン番号が0.x.y的な状態が続いていて、1.0になることはもうないのではないかと思っていたInkscapeのバージョンが1.0になったのを約2ヵ月遅れで知ったので、こちらのPC(dynabook R732/37HK)↓

にインストールし、さらっと動作確認をしてみることにしました。

なお、OSはWindows 10 Home (1909)です。

スポンサーリンク

インストールの方法

インストール自体は以下の手順で行います。

  1. 本家Webサイト(日本語版へのリンクです。)よりWindows 10用インストーラをダウンロードします。この記事を最初に書いた時点(2020年7月)の画面の場合、が画面上部の「DOWNLOAD」ボタン(下図の赤矢印(a))をクリックすると、以下のような画面に切り替わりますので、画面下部の「Windows」(下図の赤矢印(b))ボタンを押します。
  2. 32bitのインストーラ及び64bitのインストーラをダウンロードするためのボタンが表示されます(下図)ので、必要なものをダウンロードします。
  3. 0.92.4以前の古いバージョンのInkscapeがインストールされている場合には、アンインストールします。
  4. 手順2でダウンロードしたインストーラを起動してインストールします。
  5. 以下のような感じで起動できればインストール成功です。以前のバージョンと比較すると、ボタンの表示が洗練された感じになっています(※個人の感想です)。

動作確認

インストールができたところで、簡単に動作確認をしてみます。

LaTeX

メニューバーから「エクステンション」→「レンダリング」→「Mathematics」→「LaTeX (pdflatex)」と下図のように選択すると…

下図のようなポップアップが表示されます。

以前に入力したような気がする数式がたまたま入っていたので、「Apply」ボタンをクリックします。

すると…

ポップアップの真下の微妙な位置に数式が表示されました。

ちょっと大きくしてみました。

オブジェクト(ここでは数式)をクリックしてCtrlキーを押しながらマウスの左ボタンを押してドラッグすると、縦横比を維持しながら拡大・縮小ができますので、拡大してみます。

いい感じにみんな大好きゼータ関数の$(\zeta(s)$の$s=2$とのときの値$\zeta(2)$が表示できています。

関数のプロット

次に関数のプロットができることを確認してみます。
sinc関数

\begin{align}
f(x) &= \frac{\sin x}{x} \label{eq:sinc}
\end{align}

を描画させてみます。

適当に矩形を書いて、メニューバーから「エクステンション」→「レンダリング」→「関数のプロット」と選択すると、「関数のプロット」ポップアップが以下のように表示されますので…

上記のように指定します。指定の際のポイントは以下の通りです。

  1. 「X値の範囲に$2\pi$を掛ける」のチェックボックスにはチェックを入れます。
  2. サンプル数は偶数にします。サンプル数を奇数にすると、$x=0$の点がサンプルの対象となりますが、(\ref{eq:sinc})式の$f(x)$に$x=0$を代入すると不定形となってエラーとなってしまうので、お勧めできません。
  3. 「矩形の下部のY値」は-0.1くらいを指定しておきます(適当)。
  4. 「極座標を使用する」にチェックが入っている場合には、外しておきます。さもないと、正体不明の関数が表示されて、原因の解明に時間を要することになります。

指定ができたら、「Apply」ボタンを押します。

すると…

のように矩形が消去され、矩形が表示されていた領域の内部にsinc関数のプロットを表示させることができます。😎

スポンサーリンク

まとめ

Inkscape-1.0をインストールしたPCにはすでにGhostscript及びpstoeditをインストールしてありました(詳細なインストール及び設定の方法についてはこちら参照。)が、そのまま使用できるようです。なお、インストール及び設定が行われていないと「LaTeX (pdflatex)」のメニューを選択できないようです(他のPCへのInkscape-1.0のインストール時に確認しました)。

この記事で書いた機能が動いていれば、他の機能については問題なく動作するものと考えています(←バージョン1.0の安心感)が、とりあえず使いながら様子を見たいと思います。

この記事は以上です。