Jackeryのポータブル電源で自宅の通信機器が動かせるかどうか確認してみた。🔋

By | 2022年4月23日

はじめに

大きめの地震が発生したり強い台風がやってきたりすると、停電になることが最近増えてきました。

停電対策といえばUPSとか太陽電池パネル的なものが必要だろうと思ったので、Google先生に質問してみた結果、Jackeryのポータブル電源とソーラーパネルをセットで買うと安いらしいという情報を得ました。

そこで、さっそくポチってUPSのかわりっぽく使えたりするかどうか確認することにしました。

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購入

JackeryのWebサイトにアクセスしてみると、ソーラーパネル(SolarSaga60)とセットで買うとちょっとだけ安くなるとのことだったので、早速ポチります。

なお、Amazonでも売っています↓

JackeryのWebサイトで購入する場合でもAmazon Payが使えます。

売り切れていなければ最短で3営業日で配達されるようです(なお、ポチった直後に売り切れてました)。

開封の儀

注文してから3営業日で自宅に配達されました。

(※タブレットには深い意味はありません。)

240です。キャリングケース(手前右の箱に入っています。)も買いました。


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開封してみます。

SolarSaga60

SolarSaga60は専用のかなりかっこいいエアキャップ袋(通称:プチプチ袋)に入っています。

SolarSaga60を専用のエアキャップ袋から取り出して広げてみます。かなり大きくて重いものの、いい感じの把手がついているので、持ち運びやすいです。

パネルの裏側には足が2本ついています。これらの足を使ってパネルの角度を調整し、太陽の方向に向けます。


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説明書です。

なぜかステッカーがついています。

ポータブル電源240

続いて、ポータブル電源240及びキャリングケースを開封します。

キャリングケース(左)です。かっこいいです。次にポータブル電源240が入っている箱(右)を開けます。


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電源ケーブルの収納用のポーチが入っています。これもキャリングケースに入れることができます。

ポーチの下からポータブル電源240の本体が現れます。ハンドルはたたむと目立たなくなります。デザイン的にもいい感じです。

ディスプレイのスイッチをONにして、電池の残量を確認します。残量は47%でした。

説明書です。ポータブル電源240にもSolarSaga60と同じステッカーが付属していました。

充電

満充電への道のり

SolarSaga60を使って充電です。

開封した時点ですでに47%程度充電されていたので、とりあえず100%を目指して充電するのですが…

購入直後はあいにくの天気が続いたことと、天気が少し良くなった時でもベストなパネルの置き方がわからず、定格68Wに対して30W程度の入力電力しか得られない状況が続きました。

また、充電開始初日に設置方法を誤って1mくらいの高さからSolarSaga60を落下させてしまい、壊してしまったのではないかと思い冷汗がでたりしました。

しかし、ちょうど晴れた日に39Wくらいの入力電力が得られる置き方を編み出したところで…

100%充電できました!!

雨が降っていた日にはまったく充電ができなかったりしたこともあり、ここまでの充電に3日ほどかかりました。

SolarSaga60の置き方

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SolarSaga60のパネルの部分に少しでも影がかかってしまうと入力電圧が影がかからない時と比較しても半分以下になってしまうので、太陽の向きにパネルを合わせるよりは手すりなどの影がパネルにかからないように置いた方が(試した範囲では)高い入力電力を得ることができるようです。

また、曇りであっても10Wくらいの入力電力を得ることができることがありますので、曇ってきたときでもダメ元で設置しておくとそれなりには充電できます。

ポータブル電源を使う

自宅の通信設備のバックアップ電源として使う

今回購入したポータブル電源240は定格出力が200Wですので、冷蔵庫やドライヤー、炊飯器(いずれも簡易的でないもの)を駆動することはできませんが、消費電力が低めな機器の寄せ集めである通信設備なら何とか動かせそうな気がします。

そこで仮に停電が発生して電気が供給されなくなってしまったときを想定し、以下の機器をポータブル電源240で動かすことができるかどうか試してみることにしました。

  1. ホームゲートウェイ: Aterm BL902HW
  2. 無線LANルーター: ASUS TUF-AX5400
  3. 小型PC: Intel NUC7i5BNH(+NVMe SSDx1台及びSSHDx1台内蔵)
  4. 外付けストレージ: HDD 2TBx1台+SSD 500GBx1台
  5. コードレス電話: 1台

上記のNUC以外のPCはすべてノートPCであるため、充電池内蔵で停電発生後もしばらくの間は充電池で駆動できるという想定の下、今回の実験ではポータブル電源240からの給電の対象から外しました。

上記の機器群の電源ケーブルが接続されている電源タップのケーブルをポータブル電源240に接続すると…

という感じで、最大出力はNUC(Intel NUC7i5BNH)のboot直後の75Wで…

起動後は50-60W前後という結果となりました。

PCで処理が重いプログラムを実行したり等しない限り、2時間程度は使えそうです。

ルームライト用の電源として使う

次に、ルームライト用の電源として使ってみます。

こちらも単純に電源ケーブルをポータブル電源240のAC出力に繋ぎかえるだけです。

なお、ポータブル電源側のAC出力の出力ボタンをONのままにしておくと、ルームライト側のスイッチを「切」にしても消費電力が0Wとはならなかった(3W前後の消費電力でした。)ので、ポータブル電源側のAC出力の出力ボタンは確実にOFFにすることが必要です。

まとめ

そごう横浜店の中の人からのご招待で十粋会に行ったとき(↓のときです。)にJackeryのポータブル電源1500を見かけました。

面白そうな製品かなとは思いましたが、アウトドア用製品として紹介されていてソーラーパネルの展示がなかったことと、電源自体の価格が高すぎた(15万円くらい)ために手が出ませんでした。ポータブル電源240は1500と比べると非力ではありますが、ソーラーパネルと一緒に入手できたので、商用電源を経由せずにいい感じに充電しながら使えそうです。

というわけで、動作確認も兼ねてSolarSaga60を使ってポータブル電源240を100%まで充電し、さらに充電したポータブル電源が簡易UPS的な使い方ができることが確認できました… と書くと簡単な話のように見えてしまうかもしれません。

しかし、LANケーブル等とも複雑に絡まった電源ケーブルを整理するという想定外の作業を行う必要があったり、本Webサイトの管理人たるpandaの自宅におけるSolarSaga60の最適なパネルの広げ方が最初の予想やJackeryの公式Webサイト等に掲載されている一般的な使用イメージとはかなり異なった置き方である(※詳細については省略いたします。)ことがわかったりしたので、試してみた結果発生した問題に対しては事前に対処できるものは対処しておくと停電などの事態が実際に発生したときでもスムーズに準備ができると固く信じて疑わないところです。

この記事は以上です。