マウス(Logicool MX Master 3)のジェスチャーボタンにbackspaceキーの機能を割り当ててみた話。

By | 2022年8月22日 , Last update: 2024年1月11日

はじめに

2021年の年末に購入したHP Elite Dragonfly G2もおかげさまで購入から9ヵ月ほど(この記事を最初に書いた時点(2022年8月)の情報です。)が経過しました。

職場より提供されるPCとの比較ですが、大きさ、スペック、重量のいずれもいい感じのため、仕事でもBYOD的な感じの使い方をしていて、職場より提供されるPCのかわりにそのまま使っています。

仕事でもプライベートでもノートPCを使い倒すということになると、どうしても気になるのがキーボードの耐久性です。

特にbackspaceキーを文字の削除の際に連打しまくる人でかつ過去にbackspaceキーを壊してしまったことがある人にとっては死活問題と言っても過言ではありません(↓は参考ツイート、関連記事はこちら)。

特定のキーの打鍵回数が極端に多くなることは避けたいところです。

一方で、いまどきのマウスはボタンがたくさんついているので、それらのボタンが使えるのであれば有効活用したいところです。

そこで、この記事を最初に書いた時点(2022年8月)で使用中のロジクールのMX Master 3の使えそうなボタンにbackspaceキーの機能を割り当ててみることにしました。

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割り当て先のボタンの決定

ロジクールのMX Master 3です。

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今までは左、右ボタン及びホイールボタンくらいしか使っていなかったので、それ以外のボタンであればどのボタンに割り当てても使用するにあたっては支障がなさそうに見えます。

しかし、本Webサイトの管理人たるpandaはキータイプやマウスのボタンの押し方が強めな人なので、横についているボタンを押すために親指のポジションを変えなければならない上に、横についているボタンを押したときにマウス全体が左右に大きく動きがちで、操作性がかなり低下してしまいます。

そこで、鉛直方向に押すことができるジェスチャーボタン(下図の赤矢印)にbackspaceキーの機能を割り当ててみることにしました。

赤矢印の先にある突起部(及びその周囲)がジェスチャーボタンです。

先代のMX Master 2と比べると見た目もわかりやすいですし、クリックしやすいです。

ジェスチャーボタンに割り当て

とりあえず割り当て

以下の手順でジェスチャーボタンにbackspaceキーの機能を割り当ててみることにしました。

  1. Logi Options+をダウンロードしてインストールします。
  2. Logi Options+を起動します。
  3. メイン画面(?)が表示されますので、マウスの画像をクリックします。
  4. 「ジェスチャー」の丸印(下図の赤矢印)の中をクリックします。
  5. 「アクション」のメニューの下の方にある「キーボードショートカット」のラジオボタン(下図の赤矢印)をクリックします。
  6. 「アクション」のメニューの表示が下図のように切り替わりますので、backspaceキーをタイプします。
  7. ウィンドウの表示が下図(a)及び(b)のように切り替わったことを確認し、「MX Master 3」ウィンドウを閉じます。

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ここまでの手順でジェスチャーボタンにbackspaceキーの機能を割り当てることができます。

Google Chrome用の割り当て

前節の方法でジェスチャーボタンに対してbackspaceキーの機能を割り当てることによって、プライベートで使用しているBrave Browserではジェスチャーボタンがbackspaceキーとして機能するようになったのですが、Google Chromeではなぜか変更前の機能「仮想デスクトップ」から変更ができていませんでした。

なんでだろうと思い、「Logi Options+」の画面を再度見直してみると…

上図の赤矢印のところにGoogle Chromeのアイコンがありました。

このアイコンは消去できて、かつ消去すると前節で変更した設定をGoogle Chromeに対しても適用できるようなのですが、ここはあえて消去せずに個別に設定してみます。

以下の手順を実行することによって、Google Chromeだけジェスチャーボタンにbackspaceキーの機能を割り当てます。

  1. 上図の赤矢印のGoogle Chromeのアイコンをクリックします。
  2. 以下の画面に切り替わりますので、Google Chromeが選択されていること(下図の赤矢印(a))を確認し、「ジェスチャー」の丸印(下図の赤矢印(b))の中をクリックします。
  3. 前節の手順5から7までを実行します。

2日間ほど試してみました。

ここまでの設定を行った上で2日間ほどPCを使ってみました。

以下のケースでは、キーボードから右手をマウスに移すよりもbackspaceキーを連打した方が使いやすいように感じました。

  1. 1文字を消すとき。
  2. 漢字変換の確定前の文字列をまとめて削除するとき。
  3. すでに変換が確定している状態で連続する複数の文字を削除するとき。

その一方で、入力が確定した後の文字列をまとめて削除する際に、

  1. 削除したい文字列の範囲をマウスのドラッグで選択する。
  2. backspaceキーをタイプして削除する。

という操作(*)を行う場合には、上記の手順2についてもマウスで操作することが可能となるので、マウスだけで操作を完結させることができます。

1文字を消す操作をbackspaceキーの機能を設定したジェスチャーボタン(以下、単に「ジェスチャーボタン」と書きます。)で完全に代替することは難しいかもしれませんが、漢字変換の確定前の文字列をまとめて削除する操作であれば、削除したい文字列の範囲をマウスのドラッグで選択後、ジェスチャーボタンを使って削除の操作を行うことにより代替できそうです。

まとめ

本記事を書くために一時的にジェスチャーボタンの設定をデフォルトの設定(「仮想デスクトップ」)に戻したのですが、文字を削除する際に手が自然にマウスの方に向かうようになっていたので、前節の操作でもある程度違和感なく使えて、かつbackspaceキーの使用頻度の削減にもある程度寄与できそうです。

特に前節の(*)の操作はマウスだけで操作が完結できることと、backspaceキーを連打する操作の代替操作になるので、積極的に使用することでbackspaceキーの使用頻度を確実に削減できそうです。

この記事は以上です。

Category: PC