近鉄の「あをによし」及び「ひのとり」に乗りつつ、奈良観光もしてきた話(3/6: 「あをによし」第2便に乗車)。

By | 2022年9月29日 , Last update: 2022年10月2日

はじめに

前の記事からの続きです。

近鉄の京都駅から「あをによし」に乗車します。

スポンサーリンク

「あをによし」入線

「あをによし」第2便は10時50分に京都駅に入線です。

Instagramの投稿でもコメントした通り、「あをによし」の車両は昭和天皇及びイギリスのエリザベス2世女王がご乗車された(1975年5月にエリザベス2世女王、1975年10月に昭和天皇がご乗車されています。)際に使用された編成のうちの1編成を改造したものです。

大阪難波駅から来た「あをによし」第1便の折り返しとなります。

撮影

「あをによし」が入線したところで、さっそく1両ごとに撮影です。

4号車: モ19201

京都・大阪難波寄り先頭車です。

改造前は前面に設置されていた貫通扉は塞がれてしまい、非貫通となっています。


スポンサーリンク

側面です。

各車両の側面の窓下に “SIGHTSEEING LIMIT EXPRESS AONIYOSHI” のロゴが描かれています。

列車名表記は「あをによし」ですが、「を」の部分は”WO”とはならないようです。

パンタグラフです。後位側に設置されています。

3号車: サ19351


スポンサーリンク

バリアフリー対応の車両です。

この車両だけ乗降扉が引き戸となっていて、他の車両は種車同様の折戸となっているため、停車駅到着時には、

「1,2,4号車は扉が内側に開きますので、ご注意ください。」

とアナウンスされ、開く扉に衝突するのを防ぐための注意喚起の対象からは除外されています。

トイレの向かい側の壁に縦長の窓が設置されています。

2号車: モ19251


スポンサーリンク

サロンシートの車両で、販売カウンターがあります。

側面の大きい窓が特徴的です。

なお、セミコンパートメントではありますが、仕切りの壁は天井までは達していません。

国際線の旅客機で時々見かけるビジネスクラスの仕切りのような感じです。

1号車: ク19301

前節で書いたお召し列車の編成のうち、昭和天皇及びエリザベス2世女王が実際にご乗車された車両を改造した車両です。

4号車と同様で、前面に設置されていた貫通扉は塞がれてしまい、非貫通となっています。

この車両(1号車: ク19301(ク12356を改造))に乗車です。

1号車のみ片側2ヵ所に乗車口があります。

もうちょっとだけ撮影

「あをによし」を撮影しているうちに、1番のりばに「あをによし」の前に発車する橿原神宮前行の特急が入線してきたので、撮影です。

モ22655のドアです。

プラグドアですね。

橿原神宮前寄りの先頭車両も撮影です。

JR奈良線用の205系1000番台がチラ見えしています。

乗車

11時になったところで「あをによし」の車内の準備が完了したようなので、乗ってみます。

ツインシートは近鉄奈良への進行方向右側が向かい合わせのシートで、左側が進行方向に対して45度窓側に回転したシートになっています。

テーブルもシートの向きに合わせて設置されています。かなり大きいです。

各テーブルに備え付けられている照明です(移動できません)。

45度窓側に回転したシートに座って近鉄奈良まで向かいます。

リクライニングはしませんが、背もたれの高さが高く包み込む感じの曲面になっているため、45度窓側に回転したシートの方に座ると周囲の様子はあまり気になりません。

京都駅発車後に2号車の販売カウンターで大仏プリン及び乗車証明書をゲットです。

車窓

列車は京都を発車すると、近鉄丹波橋、大和西大寺に停車します。

英語の停車駅案内のアナウンスです。

大和西大寺駅を発車すると、すぐに近鉄奈良駅に到着するのですが…

平城京跡がよく見えます。

近鉄奈良駅に到着。

京都駅を出発後、35分で近鉄奈良駅に到着です。

この後は奈良観光です。

近鉄奈良駅に到着したところでちょうどお昼時となったので、予定していたお食事どころまでいろいろなところで出会う鹿を観察し、鹿のフンを避けながら徒歩で向かいます。

次の記事に続きます。🦌