はじめに
以前本サイトで紹介したonekoに続くジョークコマンドシリーズ第2弾です。
大学のときに学科で共用で使っていたSunOSのワークステーションになぜかインストールされていたslコマンドです。
UnixやLinuxでファイルの一覧を表示させるためのコマンドとしてlsというコマンドがあるのは本サイトを訪問される方であればご存知ない方以外は皆さんご存知のことと思います。
コマンドプロンプトからのタイプのスピードがあまりにも速すぎて、
とタイプしてEnterキーを押してファイルの一覧を表示させるべきところを、手が滑って
とタイプしてからEnterキーを押すと実行されるやつです。
そんな昔なつかしのslコマンドをFedora 26にインストールしましたので、本記事ではそれについて書いていきます。
インストール
onekoのときと同様に、インストールします…といいたいところですが、Fedora 26はアップデートのお知らせがものすごい頻度で飛んでくるので、先にアップデートをインストールして、再起動します。
再起動ができたら、root権限またはsudoコマンドを介してdnfコマンドを実行してslコマンドをインストールします(以下の出力はFedora 36へslコマンドをインストールしたときのものです)。
大きなパッケージではないので、すぐにインストールは完了すると思います。
Fedora 36でdnfコマンドを使ってインストール可能なslコマンドのバージョンは5.02のようです。
コマンドの実行
「はじめに」の節でも書きましたが、slコマンドはコマンドプロンプトから以下のように入力すると実行することができます。
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すると、端末エミュレータの中をD51っぽい蒸気機関車が単機で走り去っていきます。
また、
と、--helpオプション(または-lオプション)をつけて実行すると、端末エミュレータの中をちょっとアメリカンな蒸気機関車が客車を牽引して走り去っていきます。
onekoコマンドと同様に、文章で説明するよりも実際に動いているところをご覧いただいた方がわかりやすいと思うので、動画を作ってみました。なお、--helpオプションの実行結果については動画には収録されていません。悪しからずご了承ください。
御用とお急ぎでない方はご覧いただけると幸いです。
まとめ
slコマンドにもコマンドラインオプションが存在したかどうかについては記憶が定かではなかったのですが、--helpコマンドを実行してみて再発見をしてしまったようです…
大学(及び大学院)の時の研究や課題の合間にslコマンドが実行されてしまうと、そこで一時的にコマンドが実行できなくなるので、ちょっとそこで頭を冷やすことができます… ということはあまりなかったように記憶してますが、今よりもCPUの性能がかなり低かったころにアスキーアートを駆使してちょこちょこっとこういうプログラムを作れる人って、天才なんだろうなぁとは思いました。
この記事は以上です。