はじめに
自宅のリビングのクロスがプロジェクター対応のものになっているので、プロジェクターから投写された映像を直接以下のように壁面に投影することができます。
プロジェクター対応のクロスは例えばこんな感じのものがあります↓
超短焦点プロジェクターは本Webサイトでは超がつくくらいおなじみのLSPX-P1です。
ただ、いつもプロジェクターを使用しているということではなくて、
- YouTubeの動画を見るとき。
- プロジェクターに組み込みの時計を表示するとき。朝の忙しいときに意外に使えます。😁
- お客さんが来たとき。
に使っています。上記の3つの目的で使用する頻度をまとめても、プロジェクターを使うのはだいたい1週間に1回程度といったところです。
そんな中、先日(4/7)母が誕生日を迎えたので、自宅に父とともにご招待してお誕生日会&お花見会を開催しました。
お食事はパスタ以外は横浜そごうで調達したものです。シャンパーニュは横浜高島屋で調達したFAUCHONのシャンパーニュです。🍾
#令和 への #改元カウントダウン 用… ではなくて😎、今週末に自宅で #お花見会 🌸を開催するので、その時に開栓する #FAUCHON の #champagne 🍾です。😀#lifeinyokohama pic.twitter.com/SzeK2ACu4w
— pandanote.info (@Pandanote_info) April 1, 2019
お誕生日会&お花見会が昼間の開催だったため、光量が少々足らないLSPX-P1では投写してもよく見えないと思っていたので、プロジェクターからの投写は予定していなかったところ、嫁様がやおらYouTubeの動画の検索を始め、
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「これを壁に投影しよう🌸」
と言い出し始めました。
そして、投影自体がうまくいくと、今度は
「音はBluetoothのスピーカーから出せるよね?」
と言いながら、↓のスピーカーをいじり始めました。
確か(この記事を最初に書いた時点(2019年4月)から)2週間前くらい前に別件で同じようなことを提案したら、
「それ、やる意味あるの?」
とか言ってなかったっけ… と思わなくもなかったところを、「やっとやる気になったか。」と思い、試してみたところ、映像(動画)はプロジェクター、音声はスピーカーと分けて出力ができるようになりました。😁
…と、ここまでは嫁様のPC(HP Spectre 13 x360のローズピンク。通常モデルはこちら↓)を使用した場合の例でした。
そこで、ふと思ったのは、
これはもしかすると、自分のちょいと古めのPC(dynabook R732/37HK)↓
でも画面の投影ができるんじゃね?
と思ったので、両親が帰った後に試してみることにしました。
設営の手順
システムの設営の手順は以下の通りになります。
映像側と音声側で別々に作業します。
映像側(→超短焦点プロジェクター)
- プロジェクター対応のクロスが張られた壁面を用意します。
- 超短焦点プロジェクターの電源を入れます。LSPX-P1の場合には専用のアプリがインストールされたスマートフォンを使ってLSPX-P1の表示モードを「ポスター」にしておきます。
- 超短焦点プロジェクターの位置を調整します。
- dynabook R732/37HKの電源を入れます。
- Windows 10にログインし、デスクトップ画面の「アクションセンター」のアイコン(下図の赤矢印)をクリックします。
- アクションセンターのクイックアクションから「表示」のアイコン(下図の赤矢印)をクリックします。
- 以下のようにアクションセンターの表示が切り替わりますので、「ワイヤレスディスプレイに接続する」のリンク(下図の赤矢印)をクリックします。
- デバイスの検索の結果として超短焦点プロジェクターが現れる(下図の赤矢印)ので、超短焦点プロジェクターのデバイス名をクリックする(下図は接続中の画面です)。
- 接続に成功すると、アクションセンターのデバイス名の部分に「接続済み」と表示されます(下図の赤矢印)。
- プロジェクター対応のクロスが張られている壁面にPCの画面が投影されていれば、準備完了です。🐼
音声側(→Bluetoothスピーカー)
Bluetoothスピーカーへの接続は以下に示すような一般的な操作手順で接続できます。
- Bluetoothスピーカーの電源を入れます。
- ペアリングの設定を行います。
- 上記のBOSE Soundlink IIIの場合は接続が完了すると「ピロッ」というような音が鳴るので、PCのアクションセンターなどを駆使して接続されていることを確認します。接続されていない場合は他のデバイスと接続されていないか確認します。
- PCと接続されていれば準備完了です。
表示例
壁面の周囲の照明を消灯しないまま撮影してしまったので写真としての写り具合がよくありませんが、とりあえず壁面に投影できるようにはなりました。
ここで、ちょっとひと工夫。
最初の方の表示例をご覧いただくと勘の良い方はお気づきになるかもしれませんが、投写されている映像がテーブルの天板よりもかなり高いところに表示されていることがわかります。映像の下端とテーブルの天板には下図の赤矢印くらいの距離があります。
下側に写りこんでいるドンペリ用のグラスと比較するとなんとなく距離感がつかめると思います。🐼
LSPX-P1は公式のスペックでは80inchまで投写できるとのことですが、投写されている映像のサイズを変化させるには壁との距離を変えるしかありません。壁から離すと映像が大きくなり、逆に壁に近づけると映像が小さくなります。また、投写角を変化させることはできないので、壁からの距離が遠くなると映像の位置が高くなっていきます。したがって、大きいサイズで映像を投写すると、壁寄りに座った人はかなり見上げた感じで映像を見ることになります。
そこで、映像をできるだけ大きいサイズで、かつ低い位置に投写するために、テーブルの下にこんなものを用意してみました↓
IKEAの椅子(FROSTA)に超短焦点プロジェクターを置き、投写位置を低くしてみました。この椅子はもともとはお客さんの人数が多いときのために準備したものですが、座面が平面なことと、テーブルの脇に目立たないように置くことができるので、ちょっとした置き場が必要なときには便利に使うことができます。
まとめ
Miracast自体がWi-Fiをもとにした技術であるため、PCさえ対応していれば接続はできるだろうと思っていたのですが、面倒な設定を行うことなく接続できたので今後も使えそうです。
この記事で書いたような設営作業を自宅で行うときにはほぼ100%食事の時なので、食事の準備と並行して設営作業を行うため、できるだけ短い所要時間で確実に設営作業を完了することが求められますので、面倒な設定や作業が不要なのはかなりのアドバンテージです。
この記事では触れませんでしたが、MiracastもBluetoothも無線なので、両方とも同じくらいに伝送時に遅延してくれて、結果として映像-音声間の相対的な遅延幅は小さくなっていたりしたらいいなぁと思ってます。😅
この記事は以上です。