はじめに
前の記事からの続きです。
渋谷駅に20時10分頃に到着したので、20時35分発の急行元町・中華街行に連結されているQシートに課金します。
列車指定券の購入
購入方法の選択
Qシートに乗車するには列車指定券の購入が必要ですが、購入には以下の2通りの方法があります。
- Qシートチケットレスサービスへの会員登録を行い、会員登録の完了後にチケットレスの列車指定券を購入する。
- 駅窓口で紙の列車指定券を購入する。
今回は2を選択です。
駅窓口で購入
渋谷駅の有人改札で列車指定券を購入します。
有人改札の中の人に列車指定券を購入したい旨を告げると、中の人がタブレットを操作して発券操作を開始です。
操作の途中でどの席にするかと問われ、有人改札備え付けの4号車と5号車のQシートの座席表を見せられました。
「なんか1人席というのがあるのか…」
などとぼんやりと思いながら(「1人席」の正体については「まとめ」の節で書きます。)、4号車の中央付近の進行方向右側の窓側の席を選択です。
料金(500円)を現金で支払い、レシート式の車内補充券スタイルの列車指定券をいただきました。
乗車待ち
購入後、有人改札の中の人に自動改札を利用して入場するよう指示されたので、自動改札から入場します。
乗車する列車の発車まで20分ほど時間があって、かつ発車標に乗車予定の列車の発車案内が表示されてない状況の中、地下のホームへ降りて列車が来るのを待ちます。
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ホームにいた時間帯は3番線に到着する列車が多く、これから乗車する列車も3番線に来るのかなとなんとなく思ったので、3番線側のQシート乗車口を撮影です。
3番線に次々と入線してくる列車に気を取られているうちに、4番線側の4号車と5号車付近に係員が配置され始めました。
4号車と5号車のホームドア(Qシートの乗車口に使用されないドアも含む。)1ヵ所につき1名程度+現場指揮の係員+αで総勢約10名程度の係員が配置されていたような気がしました。
配置された係員の方々が口々に「4号車と5号車はQシートなので列車指定券が必要である」旨、日本語と一部英語で案内を実施していました。
Qシートに乗車
列車の入線
発車5分前に折り返しQシートが指定席となる急行元町・中華街行となる列車が4番線に入線してきました。
Qシートの座席は折り返し前の列車として運用を始める時点ですでに元町・中華街の向きにセットされている(渋谷駅での座席の向きの転換は行なわれません。)ので、渋谷まで乗車してきたお客さんは車端部のロングシートの席を除き、進行方向に背を向けて座ることになります。
前述の通り、入線してきた列車は回送列車ではなく渋谷駅に到着するまで営業を行っていたため、乗車しているお客さんが降車するまでの間、4,5号車に1ヵ所ずつ設定されているQシートの乗車口で待機です。
お客さんが全員降車すると…
Qシートの乗車口としては使用されない乗車口には係員の方がスクリーンをサクサクと設置していました。
乗車前改札
発車2分くらい前になったところで、乗車口となっているドアの脇で待ち構えている係員に列車指定券を提示して乗車です。
5050系4000番台の4413号車です。窓際の席を指定したものの、窓のない戸袋に接する位置の席であったようで、横を向いて窓の外を見ることはできませんでした。
荷棚に表示されている席番です。
渋谷駅を発車
乗車した列車は定刻通りに渋谷駅を発車… と言いたいところですが、いったんドアが閉まった後、再度ドアを開閉したために定刻よりちょっと遅れて発車です。
乗車した4号車にはお客さんは自分を含め4,5人しか乗車していませんでした。
列車を待っていた時にホームに待機していた係員の方のうち4,5名ほどの方が渋谷駅からQシート車に添乗して、車内の巡回や監視を行っていました。
Qシートの乗車口としては使用されない乗車口のスクリーンを車内から見たところです。
乗車可能な出入口は4,5号車ともに1ヶ所だけですが、乗降できないドアも停車駅では(ホームドアも含め)普通に開閉します。
「ご利用ありがとうございます。」のスクリーンの雰囲気が、昔の田舎の列車で荷物や新聞を客室内に積み込んで運ぶときに旅客車内を仕切るために使われていた仕切り用の幕のようなものとよく似ていてとてもよい雰囲気を醸し出しています。
Qシートの座席です。
リクライニングはしません。
コンセントは座席の下にあります。
コンセントの位置がひざ下の高さになるため、隣の席に見知らぬ人が座った場合はちょっと使いにくいかもしれません。
車内はQシートの広告で埋め尽くされていました。
横浜駅に到着
菊名駅で各駅停車に接続です。
菊名駅を発車すると、次の停車駅は横浜駅になります。
横浜駅で有料料金の区間は終了です。
Qシートの乗車口としては使用されない乗車口に設置されたスクリーンはどうするのだろうと思っていると、白楽駅を過ぎたあたりのところで添乗していた係員の方がスクリーンを撤去する作業を始めていました。
渋谷駅を発車して約28分で横浜駅に到着です。
横浜駅ではすべての乗降口から降車できます。
まとめ
あまり旅行に出ている時間が取れない中で少しでも旅に出た気分を味わいたいときには、Qシートに乗ると良いかもしれません。
有人改札備え付けの4号車と5号車のQシートの座席表のうち1人席として表示されている席は車端部のロングシートで、かつQシートとして使用時も座席を回転しない(回転させることもできない)ので、席番を指定する時は注意が必要です。
また、有人改札での発券作業には1,2分程度時間がかかっていたので、もしQシート車を常用するのであれば、Qシートチケットレスサービスへの会員登録を行った方がスムーズに乗車できそうだと感じました。
この記事は以上です。