はじめに
現在の職場での仕事が一段落して、少々長めの休暇をいただけることになりました。
休暇をいただくまではなかなか実行できなかったことのうち、「日帰りで八高線のキハ110系と秩父鉄道に乗る」ことを実行することにしました。
当初の計画
もともと「日帰りで八高線のキハ110系と秩父鉄道に乗る」企画はこの記事を最初に書いた時点(2025年6月)の前年(2024年)の8月に実行する予定であり、実際に決行自体はしました。
当時の予定では横浜→八王子→高麗川→寄居→熊谷→東京→横浜のルートで、熊谷→東京は新幹線の利用を想定していました。
しかし、決行当日(2024年8月29日)は天候が悪化するという予報がある中での出発となり…
八王子駅への到着時点で雨が降り出し…
高麗川駅到着時点では本降りの雨となってしまいました。
高麗川→寄居の八高線の乗車中に大雨のために運転見合わせになったりすると嫁様に怒られてしまういろいろと厳しくなります。
そこで、高麗川から先の八高線への乗車は断念して…
川越駅へと目的地を変更し…
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時の鐘を見てきました。
実際に、高麗川駅→川越駅間では運転が見合わせになってしまうのではないかと思うほどの土砂降りの雨となってしまいました。
時の鐘からの帰り道に丸広百貨店で十万石まんじゅうを購入し…
東武東上線→副都心線→東急東横線経由で横浜まで無事帰還したのでした。
再挑戦
情勢の変化
前項の予定変更の際には「地方交通線分を補給するという意味では八王子-高麗川間には乗車できているので、八高線のキハ110ならまたそのうち乗ればいいや。」という程度の軽い気持ちでいました。
しかし、2024年11月に八高線のキハ110系をHB-E220系で置き換える旨の発表がJR東日本よりありました[1]。
そこで、この記事を最初に書いた時点(2025年6月)で取得した休暇期間中に急遽乗りに行くことにしました。
計画
今回の計画では「快速アーバン」に乗車できそうだったため、当初の計画とは逆回り、すなわち横浜→熊谷→寄居→高麗川→八王子→横浜のルートを予定していました。
さらに、計画の構想中に熊谷の八木橋百貨店にすでに温度計が設置されているらしいという情報と、上熊谷駅の近くで秩父鉄道のクハニ20形の車体が再利用されているらしいという情報をキャッチしました。
八木橋百貨店は熊谷駅よりも上熊谷駅の方が近いため、横浜→熊谷→(徒歩)→上熊谷→寄居→高麗川→八王子→横浜と計画を微修正しました。
実施予定日は6月3日としました。
実行
一日延期した件
ところが、6月3日は残念ながら雨天の予報となり、実際に雨が降ってしまいました。
翌6月4日が30℃近くまで気温が上がりそうだとの予報だったので、6月4日に延期することにしました。
快速アーバン
横浜から「快速アーバン」に乗車します。
JREポイントでグリーン券を事前に取得しておき、それを投入します。
原則600ポイントで1枚グリーン券に引き換えることができて、かつグリーン車に1回片道限りではあるものの自由に乗車できるので、長距離の乗車の際には非常に助かります。
さて、「快速アーバン」は上野までは他の上野東京ラインの普通列車と同じ停車駅に停車しますが、上野-熊谷間では通過運転となります。
横浜から約1時間30分ほどで熊谷駅に到着です。
お尻が痛くならない程度の乗車時間ですね。
「快速アーバン」は熊谷駅以北は各駅に停車しますが、熊谷駅の発車標の表示もそれに合わせて(?)「普通アーバン」になっていました。
五家寶を購入
熊谷駅の改札口を出ます。
改札口では「武蔵コーポレーション」の広告がお出迎えです。
きぬた歯科っぽい広告看板です。
改札口を出てすぐ左側にあるアズロードで紅葉屋本店の「五家寶」を購入です。
帰宅後に撮影です。
一緒にバッグに入れていたヘッドセットのイヤーパッドが絶賛加水分解中で、それが箱に接触してしまったために黒く汚れている箇所がある点についてはご了承願います。
箱の中身は上記の通りです。
15個入りを購入です。
最近はいろいろなフレーバーの五家寶があるようで少し迷いましたが、プレーンなもののみが入った古典的なものを選択です。
アズロードでの購入なので、JREポイントがつきます。
八木橋へ
熊谷駅の北口(正面口)から外に出て、八木橋に向かいます。
熊谷次郎直実の銅像です。
駅を背にして右側の道路(埼玉県道r91「ラグビーロード」)をR17の方向に歩いて…
星川通りに出て、鎌倉町通りに突き当たるまで歩きます。
星川通りはよく整備されています。
星川を挟んだ通りなので、夏は涼しそうです。
鎌倉町通りに突きあたったところで右折してR17に出ると…
八木橋百貨店が姿を現します。
温度計は鎌倉町の交差点に向かって設置されています。
暑くなりそうだという予報を聞いてやってきたのですが、撮影時点での気温は26℃でした。
ラグビーの広告や「今年の天気を表す漢字」に混じって…
「THE ALFEE」のサインが書き込まれていました。
上熊谷駅へ
温度計の撮影後は八木橋百貨店の地下の食品売り場をさっと見てきました。
買い物客でいい感じに賑わっていました。
八木橋百貨店を出た後は鎌倉町通りを通って上熊谷駅に向かいます。
上熊谷駅の駅前の踏切まで来たところで遮断機が鳴りました。
「高崎線の列車が通るのかな…」と思っていたところ…
秩父鉄道の下り列車が通りかかりました。
乗車予定の列車の一本前の列車でした。
この列車の次の列車に乗るには上熊谷駅及びその周囲で時間を40分ほど潰さねばならないことを意味します。
熊谷-上熊谷駅間の距離は短いため、40分あれば熊谷駅の周辺まで行って上熊谷駅まで戻ってこれてしまうのですが、乗車予定の電車が来るまで上熊谷駅の周辺にとどまることにしました。
そんなわけで…
クハニ20形(クハニ24である説がありますが、実際のところはどうなんでしょうか?)と貨車(ワム80000形)1両を利用した飲食店ですかね。
頭上には上越新幹線の高架が通ります。
クハニ20形を正面からみたところです。
設置場所の都合からか、車体が2分割されて後部は90度回転された位置に配置されています。
撮影後は上熊谷駅まで戻ります。
駅舎です。
2022年のICカード導入に伴い無人駅となりました(同じタイミングで無人駅となった東行田駅についてはこちらの記事参照です)。
無人化までは業務委託駅でした。
工業的で無機質な印象を受けるものの、立派かつきれいな駅舎です。
駅舎の内部もきれいに整備されています。
きっぷうりばの窓口だったところに、発車案内のディスプレイが整備されています。
構内踏切です。いい雰囲気です。
駅名標です。新しいですね。
ホームは1面1線ですが背後にJR高崎線の線路があるため、浜川崎駅の南武支線ホームに雰囲気がどことなく似ています。
乗り場案内も1面1線であることを強硬に主張してきます。
なお、乗り場がない方は…
かつては東武熊谷線の乗り場だったようです。
21世紀になってもホーム脇の線路だけは残されていたようですが、現在は撤去されて…
JRの架線柱が植えられています。
そうこうしているうちに、三峰口方から熊谷行の電車がやってきました。
7000系の3両編成です。
7000系は元東急の8500系なので、中央林間駅への延伸開業前のつきみ野駅のような雰囲気になります。
後打ちになりましたが、撮影です。
この時点で乗車予定の影森行きまであと25分くらいあるな…と思ったところでホームに時刻表が掲示されていないことに気づきました。
駅舎の方を見ると…
ありました。
ただ、運行本数が少なくなっているのは気になりました。
撮り鉄タイム
影森行の電車が来るまでの間はホームの背後を行き交う貨物列車を撮影です。
牽引機であるEH200形の次位にコキ200形が3両連結されていました。
寄居に向かいます
いよいよお待ちかねの影森行の到着です。
東武熊谷線の廃線跡、元東急の電車(7500系)、構内踏切及びいい感じに無機質な駅舎が映り込んだ情報量の多い写真を撮影後に、乗り込もうと思ったのですが…
ここで想定外の事態が発生しました…
続きは次の記事といたしたいと思います。