秋田駅で待機
前の記事からの続きです。
特上サキホコレ弁当
乗車予定の「こまち32号」の発車時刻が16時22分で東京駅到着が20時32分のため、乗車している時間帯がちょうど夕食の時間帯ということになります。
最初は東西自由通路(ぽぽろーど)から、
狭軌(左)と標準軌(右)の違いを観察していたり…
地味に情報量の多い運行情報の掲示板を眺めたりしていたのですが、それでもまだ時間があります。
そこで、秋田駅で駅弁を購入することにしました。
とはいえ、購入を決断した時刻が15時の少し前ということで、夕食用の駅弁が並ぶには少し早めの時間帯ではないかと思いました。
そんな中、改札横の駅弁コーナーで…
「特上サキホコレ弁当」なる弁当が販売されていたので、2個購入です。
「サキホコレ」は秋田県で新たに開発されたお米の品種で、「食味を追求した秋田米の最上位品種」というコンセプトの下で開発されたのだそうです[1]。
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少なくともこの記事を最初に書いた時点(2025年6月)において横浜ではあまり見かけないような気がするので、買って食べてみることにしました。
「こまち32号」に乗車
駅弁選びで手間取っているうちに、「こまち32号」の入線の時間が近づいてきました。
発車の35分くらい前にいったん在来線の改札から改札内に入ります。
2番線は男鹿線の乗り場です。
在来線の改札側のエリアにあるトイレに行った後、新幹線の乗り換え用の改札口を通って、12番線に向かいます。
11,12番線は秋田新幹線の乗り場です。
「こまち32号」は15時59分頃に回送列車として入線してきました。
「こまち32号」は16時12分発です。
標準軌の線路はここで終点です。
701系が停車しているホームは在来線のホーム(8番線)です。
盛岡-東京間ではあまり見ることができない連結側の先頭です。
一通り撮影したところでグリーン車に乗り込みます。
「はやぶさ」のE5系/H5系や「かがやき」のE7系/W7系のグランクラスの色違いっぽいシートです。
乗車券及び特急券・グリーン券ともに株主優待割引(4割引)で乗車です。
仙台から乗ってくるお客さんもいたりしたので、人気があるようです。
東京に向かいます
大曲駅でスイッチバック
「こまち32号」は定刻通りに秋田駅を発車です。
ここまでことごとく撮影の機会を逃してきた男鹿線用のEV-E801系も辛うじて撮影に成功しました。
なお、今回乗車した「こまち32号」に限らず秋田新幹線の列車は大曲駅でスイッチバックをするため、秋田駅から大曲駅までは座席が進行方向とは逆向きに設定されています。
車掌さんからも秋田駅の発車前にアナウンスがありました。
しかし、S-TRAIN乗車時のような座席の転回方法についてのアナウンスはありませんでした。
座席下のペダルを踏んで回せば座席の転回自体は可能なはずですが、秋田-大曲間の走行時間が秋田-東京間全体の走行時間と比較して相対的に短いことと乗客間のトラブル回避の観点から積極的な案内をしていないのでしょう(※個人の意見です)。
秋田駅から30分ほどで大曲駅に到着です。
「相対的に短い」とは書いたものの、小田急江ノ島線の藤沢-片瀬江ノ島駅間のような感覚でいたので、30分間の後ろ向きでの走行は長く感じました。
大曲駅からは田沢湖線に入ります。
角館
大曲駅の次は角館駅に停車です。
かなり乗ってくる人がいて、グリーン車にも乗ってきました。
秋田内陸縦貫鉄道線の列車が発車待ちをしていました。
AN-8905(EMI)ですかね。
田沢湖線が標準軌となっているため、秋田内陸縦貫鉄道線と田沢湖線の線路はつながっていません。
田沢湖駅
角館の次は田沢湖駅に停車です。
隣のホームでは田沢湖駅始発の大曲行になると思われる列車(701系5000番台)が休憩していました。
他の701系と比較すると碍子の大きさが大きいように見えます。
交流20kVと25kVの違いからくるものでしょうか?
田沢湖駅と次の赤渕駅までの間は18.1km(途中に信号場あり)離れている上に、秋田県と盛岡県の県境のため、「こまち」は1時間おきに走っていますが、普通列車は1日上下4本ずつしかありません。
新幹線のルートにならず、かつ災害などの理由で不通になればそのまま廃線になってもおかしくない路線だなぁと、2025年に非電化化されてしまった奥羽本線の新庄-院内間を横目で見ながら思うところです。
田沢湖線の方は新幹線の高速化のために田沢湖駅-赤渕駅間にトンネルを作ろうという動きもあるようです[2]。
田沢湖駅で「こまち25号」とすれ違いです。
盛岡
連結作業
田沢湖駅を発車した「こまち32号」は田沢湖線を走り抜けて、定刻通りに盛岡駅に到着です。
秋田新幹線の東京方面と東北新幹線の下り方面は平面交差なんですね。
盛岡駅への到着直前に連結のために列車が三回停車すること、および三回目の停車時に連結が完了するためにもっとも衝撃が大きくなるので注意することというアナウンスがありました。
確かに三回目の停車時の衝撃が最も大きかったです。
「特上サキホコレ弁当」開封の儀
「こまち32号」の盛岡着は17時48分で、かつ定刻通りに到着しましたので…
秋田駅で購入した「特上サキホコレ弁当」を開封いたします。
関根屋調製のお弁当です。
お品書きです。
力が入っていますね。
ご飯とおかずの2段にわかれています。
それで肝心の「サキホコレ」のご飯のお味ですが、普段食べている「あきたこまち」と比較すると、しっかりとした食感でかつ甘味が少しあるように感じました。
駅弁には向いていそうなお米ですね。
お弁当全体としても「特上」の名に恥じないおいしさであると思います。
東京に向かいます
盛岡からは「はやぶさ32号」と併結して東京駅に向かいます。
車体がE5系などと比べて小さいせいか、揺れが大きいように感じました。
角館はいいらしいと聞いたので、次回秋田方面に行くときには見に行く予定を入れても良いかもしれませんね。
東京駅には時刻通りに到着です。
ディズニー
東京駅に無事到着して「こまち32号」を降り、ふと隣のボームを見ると…
2日前から営業運転を開始した「Magical Journey Shinkansen」が停車中でした。
荷物が多かったことと、ホーム上がお客さん等でごった返していたため、可能な範囲で撮影です。
無事終了です
ここまでで弘前・秋田旅行は終了です。
弘前・秋田できぬた歯科のような顔出し系の広告等がないか道中確認をしていたのですが、その方面での撮れ高は残念ながらあまりありませんでした。
そこで、こちらの記事の付録として書きました。
別途ごらんいただけると幸いです。
この記事(群)は以上です。