\sqrt[n]{n!}及び\sqrt[n]{n!!}がn→∞のときに∞に発散することの証明。

By | 2018年9月24日 , Last update: 2022年8月7日

はじめに

記事のタイトルにいきなりのコマンドのようなものを入れてしまっていてすみませんが、ちょっと前の記事で証明を省略してしまった件について書きたいと思います。

っていうか、計算用紙に書いてみると…

(※字が雑なので、モザイク処理をしています。)

また後で使いそうな気がしてきたので、メモ書きしておくことにしたわけですが、ちょっと前の記事で証明が必要だった式とは異なる式を最初は証明していたので、本来証明すべき式についての証明を問題(2)として追加しています。

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問題(1)

以下の問題を解くことを考えます。

を自然数とするとき、であることを証明せよ。

証明していきます。

まず、とおいて、両辺の自然対数を取ります。すると、

(1)

と変形できます。

のときにはとなるので、の場合を考えます。すると、関数で連続かつ単調増加ですので、

(2)

となります。次に、(2)式の各辺をの区間でについて積分すると、最左辺及び最右辺はについては定数ですので、
(3)

になります。

のときにはとなることと、(3)式の2番目の不等号の両側の辺に着目し、2からまでの和をとると、

(4)

となります。また、(4)の右辺は
(5)

と計算できます。

そこで、(5)式の両辺にをかけて、さらに(4)式及び(1)式の関係を利用すると、

(6)

であることと、(6)式の関係より、となりますので、となります。

問題(2)

以下の問題を解くことを考えます。赤文字で示した部分が問題(1)とは異なる部分です。

を偶数とするとき、であることを証明せよ。

証明していきます。

とおき、さらにとおくと、

(7)

と変形できます。は自然数であるから、問題(1)よりであるので、になります。よってとなります。

まとめ

問題(1)及び問題(2)の式を見ると直感的には発散しそうだなと思うのですが、実際に証明するとなると、この記事に書いたような感じの計算を行うことになると思います。

実は乗根がでは\sqrt[n]{}のような書き方ができることにこの記事を書いていて気が付きました。(´・ω・`)

この記事は以上です。