はじめに
ちょっと前の記事でディリクレ積分の計算を行いました。
それを使ってsinc関数の積分を複素積分を使わないで計算できないかと思い、部分積分を使って計算してみたところ、4乗あたりまでなら何とか計算できそうなので、メモすることにしました。
なお、この記事では「sinc関数」は(
順番に計算していきます。
また、この記事では
が成り立つことは既知とします。
sinc関数の2乗( )
なお、(
であることもわかります。
sinc関数の3乗
2乗の場合と同様に、
sinc関数の4乗
[2020/06/12補足] 途中の式変形に誤りがあったので、修正しました。
2乗及び3乗の場合と同様に、
ここで、(
と変形できて、さらに
と計算できます。なお、最後の変形で(
おまけ: sinc^2, sinc^3, sinc^4のグラフ
sinc関数の5乗の計算はできませんでした。orz
そこで、区間
上記グラフ中、赤色の実線が
まとめ
この記事で書いた2,3,4乗の計算及び途中経過については正しくない部分があるかもしれませんので、別途計算などを行った際の結果の確認用などに利用していただけると幸いです。
この記事は以上です。