近鉄の「あをによし」及び「ひのとり」に乗りつつ、奈良観光もしてきた話(6/6: 「ひのとり」のプレミアム車両の最前列に乗ってみた)。

By | 2022年10月2日

はじめに

前の記事の続きです。

「ひのとり」17列車の大阪難波駅への入線時刻が近づいてきました。

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「ひのとり」17列車

プレミアム車両

「志摩スペイン村ラッピングトレイン」を撮影したところで、「ひのとり」17列車の乗車口を確認します。

発車標です。いろいろな目的地に向かって発車していきます。

発車の10分ほど前に「ひのとり」17列車が入線です。

大阪難波駅のホームは狭いことと、ここまでの日帰りの旅でちょっとお土産が増えていたり、大阪難波駅で無事購入できた「名阪特急ひのとり弁当」を抱えたりしていたので、いろいろと注意しながら撮影します。


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↑のInstagramの投稿にもあります通り、今回乗車するのはプレミアム車両(1号車)なので…

プレミアム車両の乗車口から列車に乗り込んで…

最前列の席に向かいます。

プレミアム車両はハイデッカーになっていて、シートは通路をはさんで2列+1列シートの配列です(1列の席がA席、2列の席がB,C席)。


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近鉄名古屋寄りの1号車の席番は大阪難波寄りから順に1番,2番,…と番号が振られているので、近鉄名古屋寄りの最前列の席は7番になります。

シートのひじ掛けからテーブルが引き出せるので、テーブルを引き出して、その上にお弁当を置きます。

シートはいろいろな角度に調整できます。

背中の部分は暖めることもできます(これが出発後に地味に役に立つことになります)。


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案内表示器です。

大阪難波駅を発車する直前の最前列からの景色です(地下駅のため反射光の映り込みが激しいです)。

定刻通りに発車

「ひのとり」17列車は定刻通りに大阪難波駅を発車しました。

最初の停車駅は大阪上本町です。

鶴橋駅の手前で地上に出ますが…

大雨であることは「あをによし」第6便で鶴橋駅を通過した時点とそれほど状況が変わっておらず、列車無線での交信が多そうだなと思っていたところ…

「この先の榛原~室生口大野間で雨量が規制値を超えたことにより、榛原~名張間で運転を見合わせているため、時刻の変更や行先の変更が行われる可能性がございます。」

との車内放送がありました。

行先の変更はまずいねぇ、と思っていたところ、大和八木駅への到着の直前に、

「この列車は大和八木駅で運転を見合わせます。」

という車内放送が再度あり、そのまま定刻通り大和八木駅に到着です。

運転見合わせとなったので、お弁当タイム。

大和八木駅で運転見合わせとなりましたので、ここでいったんお弁当タイムです。🍱

こんなこともあろうかと、大阪難波駅で「名阪特急 ひのとり弁当」を買っておいたので、いただきます。

ソースが赤みがかっていて辛かったりする等、全体的に辛口ではありますが、ボリューム感はかなりあるお弁当です。

いつ動き出すかわからない状況の中、少し落ち着きました。

シートの「背中暖めボタン」を押してみます。

背中がほんのりと暖まるので、ちょっとリラックスできました。

さらに運転見合わせは続きます。

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お弁当タイムが終わっても、まだまだ運転を再開する気配がありません。

しかし、時間の経過とともに、「運転取消」などという言葉が飛び交っていた列車無線から、ちらちらと「試運転列車」という用語が聞こえるようになってきました。

榛原~室生口大野間は駅間距離が長く(7.1km)、運転再開時の安全確認を徒歩による目視等で行うようだと時間がかかりそうだと思っていたところ、試運転列車を使って安全確認の作業を行うのであれば、作業に大きく手間取ることはなさそうです。

大和八木の次は津に止まります。

列車無線を聞いている限り、榛原駅と名張駅で何本かの列車を折り返し運転としたようで、この時間には存在しないはずの榛原行の電車が「ひのとり」よりも先に大和八木駅を発車していきます。

運転再開

雨がやんできて、かつ安全確認が終了したところで、85分遅れ(車内放送による)で運転再開です。

案内表示では83分遅れと表示されていました。

運転再開後にようやく大阪線の運転状況が表示されました。なお、「運転見合わせ中」の赤色の表示はすぐに「遅延など」を示すオレンジ色の表示に切り替わりました。

名張までは速度を落としての運行です。

名張駅を通過したところで本来の走りに戻り、いよいよここからは回復運転か…

と見せかけて、津駅出発後は白子、四日市、桑名に臨時停車する旨の車内放送がありました。

およそ100分ほど(車内放送ではこれ以降「大幅な遅れ」と案内していました。)で津に到着です。

津駅を出発後は…

案内表示が正しく行われなくなってしまいました。

時々誤った案内が表示されてました。

津-近鉄名古屋間はアーバンライナーの118列車の所定のダイヤに乗って運転していたようで、20時54分頃におよそ105分遅れで近鉄名古屋駅に到着です。

約4時間にわたる「ひのとり」のプレミアム車両の最前列シートの旅はこれにて終了です。

名古屋で宿泊ということにならなくて助かりました。

所定の到着時刻よりも実際の到着時刻が1時間以上遅れたため、近鉄名古屋駅の窓口でスマホの購入結果の通知メールの画面及び購入時に使用したクレジットカードを提示して、特急料金の払い戻しを受けました。

新幹線に乗ります。

名古屋駅で、帰りの新幹線の乗車券及び特急券を買います。

待たずに乗れる「のぞみ」にはいい席がなかったため、その次の「のぞみ」の特急券を買いました。

少し時間があったのでお土産を購入し、待合室にあるスタバでゆずシトラス&ティー(アイス)を買って「のぞみ」に乗り込みます。

新横浜駅には定刻通りに到着です。

少し長めの一日になりましたが、お疲れさまでした。

まとめ

「ひのとり」17列車は所定の時刻通り運転していた場合であっても、日没の時間の関係で景色を楽しめるのは最初の1時間くらいだろうとは思っていましたが、結果的に4時間近くにわたりプレミアム車両の最前列のシートでの旅を堪能することができました。

また、「あをによし」はツインシートの2種類のレイアウトを試しましたが、進行方向に対して45度回転したシートのレイアウトの方がスペースを広くとることができるので、かなりお勧めです。

この記事で、近鉄の「あをによし」及び「ひのとり」に乗りつつ、奈良観光もしてきた話はおしまいです。

panda先生の次回作にご期待ください!! 🐼