はじめに
少し長めの休みが明けて1週間というところで早くも気分転換がしたくなったことと、嫁様の誕生日が近づいてきたため、横浜港発着で京浜運河及びその周辺の工場の夜景を堪能するクルーズに行ってみることにしました。
いろいろと考えた末の予約
横浜港発着で工場の夜景を見に行くクルーズは複数の会社が企画及び実施しているようですが、今回はその中から1年前に別件で乗船したことがあるリザーブドクルーズ社の「オセアンブルー」で行く「工場夜景ジャングルクルーズ」に乗ってみることにしました。
乗船する船は割と簡単に決まったので、予約します…
…と行きたいところですが、乗ると決めたのが実際に予約した日の3日前。
すでに直近の土曜発のクルーズは満席で、日曜日(しかも19時発)のクルーズなら空いている状況、かつ嫁様の誕生日の前日(6/28)は運航自体がないという状況でした。
仮に6/22に予約するにしても次の日の仕事のことが気になり出したために2日ほど悩んだ末、乗船前日に予約しました。
予約完了の旨を知らせるメールは乗船時の手続き時に必要とのことなので、削除しないように注意しつつ保存します。
乗船当日
居場所の確保
乗船当日は出発の15分前に横浜赤レンガ倉庫裏のピア赤レンガ桟橋に向かいます。
船体の色が似ていてわかりにくいですが、一番手前かつ一番小さい船が今回乗船する「オセアンブルー」で、その奥に「マリンルージュ」が停泊しています。
「マリンルージュ」の奥には大さん橋に停泊中の新造間もない「飛鳥III」が停泊していて、ついでに横浜ベイブリッジも映り込んでいるという情報量多めな写真です。
良い天気でしたが、強めの風が吹いていました。
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すでに乗船のための待機列ができていて、乗船中でした。
「オセアンブルー」と「飛鳥III」の全景が映り込む角度で撮影です。
スマホ(ROGPhone5)の広角レンズすごいです。(小並感)
これは出遅れたかもしれないと思いつつ、スマホで予約画面を表示した上で、それを中の人に提示して、ドリンクを受け取ります。
サンペレグリノ イタリアン スパークリングドリンク アランチャータ・ロッサ (要するにブラッドオレンジの炭酸入り清涼飲料水)でした。
受け取った後は乗船です。
最初にも書いた通り、「オセアンブルー」は1度乗ったことがある勝手知ったる船ですが、2階の席が残念ながら先客の皆様方で埋まってしまいました。
反対に1階の席にはほぼ誰もいなかったので…
1階のラウンジ席に陣取ることにしました。
乗船口脇ではありますが、ちょっと寛ぐにはよい場所です。
出港です
「オセアンブルー」は定刻通りに出航です。
「工場夜景ジャングルクルーズ」のルートマップです。
京浜運河を往復するコースですが、途中で塩浜運河と田辺運河に入ります。
また、水江運河と南渡田運河にも少しだけ入ります。
地図を見る限り水江運河と南渡田運河は浅野運河と入江崎運河を介して繋がっていますが、橋があるせいか通り抜けることはないようです。
2階席ではガイドの方の説明を聞くことができます。
夜景ポイントは船の進行方向に対して左右両側に見えてくるため、席に座ったままだと見逃すポイントがある旨の説明がありました。
2階席の確保に失敗した本Webサイトの管理人たるpanda及び嫁様にとっては朗報です。
そんなわけで、2階の中でも一段高いところにあり、かつ椅子がないジャグジー(今回のクルーズではカバーがかけられていました。)のまわりで夜景を見ることにしました。
6月下旬の夏至の時期なので19時でも空はまだ明るい中、「オセアンブルー」は京浜運河へと入っていきます。
船の後方ではみなとみらいの夕景が見えてきます。
大さん橋方面はこんな感じの夕景になります。
横浜ベイブリッジもよく見えます。
京浜運河
「オセアンブルー」は大黒大橋を通って、京浜運河に入っていきます。
大黒ふ頭の脇を通って、鶴見つばさ橋にさしかかります。
行きと帰りともにこのあたりで船が大きく揺れました。
さて、鶴見つばさ橋が見えてきたということは…
反対側に先日探検してきた鶴見線の海芝浦駅が見えるはずである旨学習済なので…
写真に撮りました。
夜間の撮影ということで、どうしても手ブレが発生してしまうのは避けられないですかね。
行きでは動画が撮れなかったので、帰りにリトライです。
海芝浦駅の向かいには…
扇島パワーステーションが見えます。
東日本大震災の発生を受けて発電機を増設したそうです。
手前に見えている紅白のタンクは扇島パワーステーションとは別施設のようですが、詳細は聞き逃してしまいました。
夜景モードでの撮影なのでかなり明るく見えますが、実際の見え方は…
…に近いです。
空がだんだんと暗くなってきました。
ちょっと幻想的ですね。
水江町と東扇島の間をつなぐ橋を建設しているようで、巨大な橋脚が姿を現しています。
東扇島側ではJERAの東扇島火力発電所の脇に橋桁と橋脚が出現しています。何年か後にはクルーズの風景も変わっていくのかもしれません。
東亜石油
東扇島の火力発電所の脇を通り過ぎたところで、「オセアンブルー」は塩浜運河に入ります。
塩浜運河をしばらく進むと、
東亜石油の工場が現れます。
綺麗ですね。(小並感(2回目))
原油から出る不純物を燃やしています。
Instagramに動画を置きましたので、ごらんいただけると幸いでございます。🍵
この時点では遠くで煙突の先から炎が出ているのが見えているだけですが、運河を進んでいくにつれて…
まず熱気が伝わってきて、塩浜運河の突き当たりを左に曲がって水江運河に少し入ったところでは硫黄の臭いがします。
炎が出ている煙突に最接近です。
油田の油井によくある煙突っぽいですね。
レゾナックとJR東日本
「オセアンブルー」はここで折り返して、もと来た道を京浜運河まで戻ります。
京浜運河を少しだけ引き返します。
スマホの夜景モードで撮影していても、それなりに揺れる船上からの撮影だと手ブレを抑えるのが難しくなるくらいに空が暗くなってしまいました。
京浜運河を横浜の方に向かって進んできた「オセアンブルー」は田辺運河に右折で入ります。
田辺運河に入って右側にJR東日本の火力発電所があります。
「JR」のロゴが外壁に描かれています。
JERAの発電所とは異なり、自己主張が激しいですね。
JR東日本の火力発電所の脇を通り過ぎて田辺運河のつきあたりを右折して少し入ったところに…
レゾナックの事業所があります。
レゾナックの事業所は扇町側だけでなく田辺運河の反対側、すなわち大川側にもあるのですが、大川側は比較的地味な夜景です。
再び京浜運河
京浜運河まで戻ってきたら、後はピア赤レンガまで戻ることになります。
鶴見つばさ橋の脇では…
シーバスと並走です。
また、海芝浦駅については…
暗くなってしまった中での撮影でしたが、かろうじて撮影に成功です。
海芝浦駅のホームの照明はよく見えましたが、この記事を最初に書いた時点(2025年6月)の時刻表によると休日の19時から20時30分の間に海芝浦駅のホームに定期の営業列車が入線している時間帯は19時51分から55分までの4分間しかないようです。
よって、往復ともに海芝浦駅のホームに定期の営業列車が入線している時間帯に「オセアンブルー」で通りかかることはできませんでした。
残念。
大黒大橋の下をくぐって、横浜の夜景が見えてくると…
ピア赤レンガに到着です。
お疲れ様でした。
まとめ
工場夜景は見た目の綺麗さもありますが、実際に夜景を創り出している施設の近くに行くと迫力がある上に独特の熱気や臭いを感じることができます。
また、写真や動画は暗い中での撮影になりますのでどうしても手ブレが生じてしまい、良い写真を撮るのが意外に難しいです。
よって、気分転換を図りたいときにはとりあえず行ってみて、雰囲気だけ感じてくるのもアリだと思います。
また、今回のクルーズの出港時刻は次の日の仕事が網膜にちらつきかねない日曜日にもかかわらず19時と遅い時間だったわけですが、これは日没~夜に移り変わる時間帯を狙って出港時間を設定しているためで、季節によって出港時間を変えている旨の説明がありました。
日曜に乗るなら出港時間が早くなる冬場に乗るという策はありかもしれませんね。
この記事は以上です。