はじめに
社会人になってからは、数式をバリバリと書くような仕事には従事していなかったため(一応、研究とかやっていたんですけどね…(;´・ω・))、ドキュメントはMicrosoft Word(以下、単に「Word」と書きます。)などを使って書いていました。
ところが、ここのところ数式を書く必要のあるドキュメントをたて続けに書いたので、Wordの数式の入力機能を使ってみたのですが…
ということで、Wordの数式の入力機能で
お題。
とりあえず、お題を設定します。
以下の数式の右辺をWordの数式の入力機能で
なお上記の数式は、この記事にあります。
Wordでの数式の入力方法
ここで、本題に入る前にWordでの数式の入力の方法について簡単におさらいしておきます。
Wordで数式を入力するには、以下の手順で操作します。
- Wordを起動し、適当な文書または新規に文書を作成します。
- 「挿入」タブ(下図の赤矢印)を選択します。
- 画面(特にリボン部分)が以下のように切り替わりますので、「数式」(下図の赤矢印)を選択します。
- Wordのカーソルがある部分に数式を入力できるようになります(下図の赤矢印)。
- リボンにあるメニューを駆使しながら、数式を入力します。
入力していきます。
前節で示した手順で数式を入力することはできますが、ギリシャ文字や
そこで、できるだけ
sumだけはWord的な方法で入力。
…とはいうものの、和
- タブ上にある「大型演算子」(下図の赤矢印(a))をクリックすると巨大なポップアップメニューが表示されますので、下図の赤矢印(b)をクリックします。
記号で、上、下及び右に入力が可能なものが入力されます。下図の赤矢印が数式を入力するところです。なんか気分が下がります(個人の感想です)。
分数の入力がfracマクロではできない件_| ̄|○
次にfracマクロを使って分数の入力ができないか試してみたのですが…
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ダメでした。orz
ただ、この記事では当面の間ダメだったことには気づかないふりをしつつ、先を急ぐことにします。
上付き文字に挑戦です。
次に、上付き文字を入力してみます。
入力できました!!
「Wordもやればできるじゃないか。」と思いつつ、以下のように入力して…
“2n”は波括弧で囲まずにスペースを押したところ、2文字とも上付きになりました。このあたりは
分数の入力をやり直す。
ここまでの入力で当初予定していた分数の分子の部分の入力方法が確認できました。
ここで、
- タブ上にある「分数」アイコンをクリックすると、巨大なポップアップメニューが表示されますので、下図の赤矢印をクリックします。
- 数式の入力エリアに分数が表示されますので、分子側の小さい四角をクリックして数式を前節の方法で入力します。
- 分母側の小さい四角をクリックして、分母側の式として(2n)!!を入力します。
無限大
平方根。
ここまでの作業で無限級数の部分の入力ができましたので、無限級数全体にかかる係数の部分を入力していきます。
なんか微妙な長さの平方根の記号が現れます。バグなのか、はたまた仕様なのかよくわからない挙動ですが、続けての入力は可能ですので、先を急ぐことにします。
ギリシャ文字の入力。
平方根の中にはギリシャ文字(
ギリシャ文字に変換されました。
最後の調整。
平方根の記号の屋根の部分の棒がないのが少々気になりますので、最後の調整を行います。
平方根の記号の屋根の部分の棒が現れました!! (`・ω・´)
バグなのか、はたまた仕様なのかよくわからない挙動ですね
まとめ
ここまでの動きをまとめると、以下のようになるかと思います。
的な入力が可能そうなもの- ギリシャ文字
- 無限大の記号
- 上付き文字
- 平方根の記号
的な入力が不可能そうなもの- 分数
実は和の記号
Wordの数式の入力機能だけを使って数式を入力しようとすると、特にギリシャ文字等のアルファベット以外の文字の入力をする際にかなり苦労します。
GUIで都度選択することを強いられるよりは、
というわけで、Wordしか使わない人でも